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探究学習の意味を協創する-宮崎大宮高校でワークショップを行いました-

1月末のこと。宮崎大宮高校から依頼をいただき、探究学習に関するワークショップを行いました。

WWLの成果発表会のプログラムの1つとして実施させていただいたところです。全体の発表会については、以下の動画から御覧ください。

さて、私が担当したところは「改めて考える」探究学習の意味とは?ということをテーマにしました。やはり、物事に意味付けをすることができるのは「人の強み」だと思います。意味付けをみんなでしてみよう、ということで時間をいただきました。

オンラインで、すべての教室をつなぎ実施。ただ、普段の教室のメンバーで実施するのはちょっともったいないなと思い、1、2年生の生徒さんを混ぜたチームで参加してもらうことにしました。(あまりしないことかなと)
裏テーマ、というほどでもないですが、2年生から1年生に「継承」という観点でも混ざってもらうことは良いのかなと思ったことと、2年生が1年生に実体験を話すことで体験を言語化し、経験にする機会も提供できるかなと思い、混ざってもらいました。

内容は、
①探究の授業が宮崎大宮高校になかったら、一体どんな人になっていると思うか?
②(2年生を主に)探究活動を行う上での最も大きな壁はなにか?その壁はどのようにして越えたか?(越えられなかったら、その旨も伝えてもらうのもOK)
③(1年生を主に)これからの探究活動で挑戦してみたいこと、学びたいことはなにか?

というようなことを対話しながら深めてもらいました。ただ話す、だけではもったいないので、宮崎大宮高校の先生、卒業生、そして、大学の先生と関連する内容についてクロストークしているところも見てもらいながら、また、随時、グーグルフォームでアンケートを取りながら、双方向性でのやりとりをできる限り作りながら実施させてもらいました。

授業をさせてもらって思ったことが2つ。

1つは、子どもたちの率直な言葉のやり取りが見えたこと、またその中から我々大人が考えさせられることが多かったなと思いました。なるほどそうだよなということそういう疑問や質問をどこでも、そして、継続的に拾っていけると良いなと思ったし、それに真摯に答えていける、もっというと一緒に考えられる場を作り続けていかねばと思ったところでした。

もう1つは、「今」出た言葉は最高の問いを生む可能性がある、ということである。やはり、出たとこ勝負(という言い方だと少しネガティブかもしれないが)のリスクは有るが、軸はぶらさずに、でも、軸を揺さぶるような場面で、一気に揺さぶってみる問いを投げかけることができるのはファシリテーターとしての腕の見せ所かなと改めて思ったところでした。「むちゃぶり」と言われるし、自分自身も言っているものの、今話したい、話すべきことは、「今」「ここに」降りてくるのである。だから、場が面白くなる。そのギリギリを攻めたい、と思ったところでもあった。

授業者の私も一番面白がっていた一人だったと思う。こういう授業をもっと作っていきたい。と思った一日だった。

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