音楽好きなエンジニアがつくったDAO「Audius」にハマっている
こんにちは、Cignalsのりゅう(@ryu_cignals)です🐲🐲
今回は日本でもDAO的な組織が増えてくるのではないかと思ったので、noteを書いてみようと思います。今後もこのnoteではクリエイター向けにWEB3.0領域をシンプルに解説していく予定です。DAOについて詳しく知りたい方は下記のnoteとポッドキャストをお勧めします。
【DAOとは何か徹底解説】
ポッドキャストで配信されている「web3 FM」も参考になります。
DAOってなに?
DAO=自立分散型組織(Decentralized Autonomous Organization)の略でダオと呼ばれています。
組織や企業というのは、中心となるリーダーや経営陣がいてその下に社員などが属す形で構成されています。中心となるリーダーや経営陣に決定権があり、組織を独占するような力を持ついわゆる"中央集権型"になります。
DAOでは、代表や経営陣ではなくブロックチェーン上で動くプログラムであるスマートコントラクトが中心を担い社員たち自身が組織に影響力を発揮して方向性を決めていく仕組みです。
DAOに属するメンバーによる投票で、組織の方向性を決める形をとっているので中心となるリーダーや経営陣が持っていた強い権限を分散して、自立的に稼働する組織体を目指しているのがDAOと言われています。
ビジョンに賛同する人たちが集まりトークン保有者によって所有・管理されているデジタルコミュニティーです。
🌌自律分散型組織
DAOでは特定のリーダーや経営者は存在せず、プロジェクトに参画する人々の貢献度合いに応じて、トークンを配布し、その所有権に基づいて組織を運営。
💰 ガバナンストークン(独自トークン)
トークン保持者による提案や投票によって意思決定され実行される。
🪙 スマートコントラクト
組織運営や、貢献に対する報酬、所有権の定義は全てスマートコントラクトと呼ばれる。
📰 組織内の透明性
活動は基本的に誰でもその内容見ることができ、そのコミュニケーションも公開されています。
これらの特徴を活かすことで、成長への貢献とインセンティブが明確になったDAOが作られています。
Audiusとは?
ブロックチェーンを活用した、新しい音楽配信サービス「Audius」SpotifyやApple Musicのように世界中のアーティストがリリースした楽曲を聴くことができる音楽配信サービス。
ブロックチェーンを使うことで著作権問題がクリアになったり、アーティストに還元される収益が高いのが特徴です。ブロックチェーンを使った自動化によって運営コストを下げられる分、アーティストが売り上げの90%を得られるような仕組みになっている。Audiusによって下記の課題が解決されると期待されています。
1. 収益の透明性
2.アーティストへの高還元
3.経営への過度な関与を排除
音楽好きなエンジニアが、SoundCloudの失敗から学びアーティストがずっと使い続けられるプラットフォームにするというビジョンがあり、提供されているサービス。
「どうしたらSoundCloudと同じ失敗を繰り返さないか」
引用:新音楽プラットフォーム「Audius」設立者に訊く、真のアートファーストと資本主義社会の共存への挑戦:starRo連載『Let's Meet Halfway』
「Audius」アカウント作成して、お気に入りのBeat Makerさんと繋がるきっかけになりました。
アーティスト・トークン
強いビジョンやメッセージに、賛同する人が集まり、独自のトークンを発行するDAO、これは今後の新しい組織の形になっていくと確信しています。
Audiusは、アーティストとリスナーとの直接的なつながりを提供するために設計されています。アーティストが独自のトークンを作成し、Audiusを通じて配布することも可能です。このアーティスト・トークンによって、ファンは限定コンテンツを得ることできるようになるかもしれません。
これまでプラットフォームに依存していたアーティストが主導権を握って、自身の音楽に対する権利をコントロールできる。
クリエイターが生きやすくなる
インターネットの世界ではDAOが注目されていますが全ての組織がDAOになるとは思っていません、特に現実世界においてのコミュニティーに関してはブロックチェーン上で繋がることよりもトライブ化されたフラットな集団が今後増えてきます。そしてDAOは、現実社会との繋がりを補完し関係資本を回復させるデジタルコミュニティーとして活用できると考えています。
Web3.0やDAOの1番の恩恵は「人が個性だけで生きていく世界を実現できる」に尽きると思っています。
参考にした記事
最後まで読んでいただきありがとうございます🙏