台風でみた背中

3日間魂が抜けていました。
今も抜けたものを摂取しています。
明日にはもどるかな？

台風。
小さい頃はワクワクしていたんです。
兄弟と雨風吹き荒れる中危険な自然と
遊んでいました。

当時、小学生低学年の小さい体だった
弟は傘を持って行って見事に宙に浮き
10メートルほど飛ばされていました。

足を掴んで救出しました
面白かったです。

長崎直撃のものすごく強い台風の時
兄と2人で外へ出ると自分の小さい
体は一瞬で吹き飛ばされそうに。
小学生高学年の兄は力強くズンズンと
前へ歩き出しそれを追うように歩きました

隣の号室の夫婦が強い風で段差をのぼれなく
困っていたところを小学生の兄が引っ張って
助けていました。
そんな背中を見て真似して困っている人がいたら助ける。

それを繰り返して兄の背中をいつまでも
追っかけていました。

やがて兄は東京消防庁の
ハイパーレスキューになり
事故や災害の中で人を助けています。

一方自分は何も成し遂げてはおらず
抜けた魂を引き戻す作業で手一杯
自分を生かすことで精一杯になりました。

音楽で何もかも超えていきたい
兄の背中もすごい音楽家たちも

まずは自分の過去を超えることから
もう全く新しい自分になったから
超えるとかないけど。

さらに弱くなった体だけど
違う世界で自分を助け人を助けたい。

今日も音楽を作っている。