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【商品考察】ファンドラップ(16)~アラカンの妄想投資生活~
ファンドラップのコア資産化を研究テーマにしているので、シリーズで書いている。
ダイワファンドラップの保有は、約2年半が過ぎた。コスト控除後の累積リターンは、
・1年目+5%
・2年目 0%
・現在 +10%
(リスクレベルは、真ん中のバランスを選択)
ということで、この低空飛行の値動きにも慣れてきた。30年以上保有すれば、最低でも累積リターンは倍以上にはなる予感がする!
30年以上保有したときの累積コストは、怖くて試算できない。このコストプレッシャーにも負けず、継続保有できるだろうか?と日々悶々としているが、台風が去ったある朝に、1つのアイデアを思いついた。
終わりから考える
スティーブン・R・コヴィー氏の7つの習慣に従い、主体的に『終わりを思い描くことから始める』とすると、
私の30年後の90歳時点は、
・現金(年金含む)
・ファンドラップ
を想定している。
現金とファンドラップだけ。保有株式や債券は、売却か相続済み。超シンプルで、こんな投資スタイルに憧れる。死んだら、ファンドラップも現金化されて終了。
アラカンが、今後30年間、投資を継続するにあたって、ファンドラップの保有を、投資行為ではなく、
果樹園サブスクサービス
として妄想でファンドラップをラップしたらどうだろうか?
このアイデアは、「投資は農地を買う行為だ」と例える、おおぶねの奥野一成さんの思想から拝借した。農地を買うということは、何年後に土地を高く売るかではなく、その農地から毎年どれだけの農作物が収穫できるかということ。
投資と考えるから、不必要な利確や損切り、コスト負担に意識がいってしまう。果実の栽培だと考えれば、熟すまで待てるだろう。
もしウェルスナビであれば、
世界約50ケ国、12,000品種の果実の栽培を行う果樹園へ、出資するイメージだ。
果樹園運営を一任し、品種の選定から、栽培、収穫、保管、出荷までを委託する。旬の果実を食べたい時に食べたい分だけ出荷してもらうサブスクサービスだ。受取は、果実ではなくお金に換金もできる。
果樹園なので、台風や害虫などの被害や、人件費や肥料の高騰など様々な変動もあるだろう。でも誠意ある運営者と共にささえあい、いつか必ず、おいしい果実を食べることに期待し、サービスを継続利用するシナリオになる。
愛称は、
フルーツファームラップ(略称:FFW)
ロゴを、Bingさんに作成してもらった。Bingさんとはいつも、クリエイティブモードで会話するが、ちょっと不思議なロゴになった。
![](https://assets.st-note.com/img/1693111598085-lZAQwIKsUR.jpg?width=1200)
ついでに、フルーツファームラップの担当者のイラストも作成した。擬人化した方が、妄想しやすいと考えた。イラストは、大和証券さんの資産コンサルタント風に作成してもらえた。
![](https://assets.st-note.com/img/1693111275590-Urywz4mvLg.jpg?width=1200)
大和 証子(だいわ しょうこ、27歳)
フルーツファームラップ運用リーダー:
九州熊本出身。明るく友好的で、好奇心旺盛。新しいことに挑戦するのが好きで、自分の知識やスキルを広げることに情熱を持っている。大学の農学部で学ぶ傍ら、大手金融機関のインターンとして従事した経験を生かして、若くして運用リーダーに任命された。FFWの運営を通じて、栽培の最新技術を学びつつ、果実の長期的な栽培を通じて、自分の夢や目標に近づくことを楽しんでいる。
実際、どこまで自分を騙せるのかわからないが、果実栽培なので、果実を食べたい時に食べるだけと、思い込もうと思う。
できるかな???
ファンドラップから果樹園へ
60歳以降の老年期の投資は、野尻哲史氏の専門分野だ。100歳時点から逆算して計画することを推奨されている。
日本証券経済研究所(JSRI)のサイトで、参考になる記事を見つけた。
第63巻第2号(2023年2月)の〔講演〕超高齢社会における「資産活用」の重要性の動画と、そのテキストは、貯蓄から投資へのスローガンに対する考察や、イギリスの事例、資産残高フィー、IFAに至るまで、多く共感できた。動画の編集は多少雑だが、テキストの方はスッと腹落ちした。
テキストのP39あたりで、実際は高齢者の貯蓄率が高いのではなく、資産を持ち、投資していた高齢世代が、近年、投資から貯蓄への動きを加速していることを指摘されている。
だからメッセージを出すとすれば、資産を多く保有する高齢世代へ、貯蓄から投資ではなく、「投資から貯蓄へ移行しないで」が正しいことになる。
よって、
『ファンドラップから果樹園へ』のように意識改革できれば、投資が継続され次世代にも、長期分散の恩恵を受けた資産が継承される好循環が生まれるはずだ。
大和証券グループの子会社で、2020年からトマトの栽培が始まってる。大和さんは、伝統的な証券ビジネスを核としながら、外部ネットワーク、周辺ビジネスの拡大・強化によるハイブリッド型総合証券グループとしての「新たな価値」の創出を目指している。
案外、このフルーツファームラップは、実現性の高い妄想なのかもしれない!
年末までの数ケ月、現在保有しているファンドラップを、FFWだと妄想しつつ、市場の下落局面をパウエル台風による収穫減少や、日銀ヒグマによる作物被害などに置換しつつ、心理的に乗り切れるか試してみる。
もし私のこのチャレンジが成功して、80歳ぐらいにボケてきて、ほんとうに果樹園サブスクサービスだと思い込んでしまったら。。。
まとめ
90歳の投資家には、
雨風、寒暖をしのげる屋根のある家、
スマフォとクレジットカードとファンドラップ。
そして健康と、ほんの僅かな知性があれば、充分。
あっ、できれば妻も。
まあ、ファンドラップでなくても、インデックスファンドでもよい。30年後であれば、市場暴落なんぞ、まったく気にする必要のないレベルに資産が積みあがっているハズだから⁉⁉
でも、老齢化していく中で、銘柄変更、リバランス、税制を含めた制度改定などなどに、日々気をつかい、手間をかけるのは、意味がないと考えている。個人的には、ファンドラップで充分だ。
まあ、急ぐことはない。先は長い。
気長に、ウェルスナビが目指している個人金融プラットフォームのようなものを自分でつくっていこうと思う。
【今日のひとこと】
自分にとって最も重要な価値観について考えるには、自分自身の葬儀に出席したところを想像するといい。
(米国の作家 スティーブン・R・コヴィー)
自分にとって最も重要な投資法について考えるには、自分が投資を終了する時のポートフォリオを想像するといい。
どんな果樹園にしたいのか?を突き詰めれば、おのずと理想のポートフォリオが見えてくるハズだ。
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