40歳の僕が医療用ハイフ(HIFU)を受ける決意をした理由②誰もが陥りがちな3つの過ちその1
40歳の壁にぶつかった(前回振り返り)
前回の投稿では、40代の僕が医療用HIFUを受ける決意に至るきっかけについて振り返った。
なんとなく過ごしてきた40年間、一旦立ち止まって今後どうしたいかについて探る自分の内側に入る冒険を始め、「健康かつ健康的(魅力的)な見た目を維持すること」が人生において優先事項の一つだという結論に今のところなっている。
まずは毎日のスキンケアや食事、運動習慣を見直すことから始めた。オムロン体組計によれば体年齢は20-23歳という健康状態に改善。一方、「顔の見た目」については未だ満足する結果とはいかなかった。客観的な数値で測定することができないのであくまで本人の定性的な評価として。
満足いかない理由はいくらでもあると思うが、少なくとも3つの過ちを犯している(た)と考えている。今回はその1つをご紹介させていただく。
過ちその1:
根拠のない楽観主義ー自分は大丈夫、例外
最初に断っておくと、楽観的な考え方が悪いということではない。楽観主義バイアスは多くの場合良い結果をもたらすことが研究でも明らかになっている。(参考:ターリー・シャーロット氏「楽観主義バイアス」)
今回お伝えしたいのは例えばこんなことだ。
「関東に大地震がいつ来てもおかしくない」「喫煙は重大な健康被害となる」など科学的根拠が示された確からしい事実がある。しかし大地震に対して十分な備えをしない、喫煙がやめられない、など「(根拠はないけど)自分は大丈夫」という楽観主義で実際に必要な行動を起こさない人は案外多い。
頭では理解していても真剣に対処しようとしない。僕もその一人。特にすぐに結果に現れない遠い未来やいつ起こるかわからないことは、霧がかかってぼやっとしている感じでリアルに想像ができていない。楽観主義に加えて真剣に考えることを放棄しているのかもしれない。
スキンケアの話に戻すと、いわゆる肌に良いコスメやサプリ、コロコロする有名なアレなどなど調べてよさそうなものは積極的に試した。しかし重要なのに積極的には取り組まなかったもの、それは「睡眠」。
科学的にも健康や肌への影響が大きいことはよく言われているにもかかわらず、睡眠だけはどうしても改善することができなかった。仕事が忙しかったり、これまでの生活サイクルを変えることに抵抗があったりできない理由を挙げればキリがない。「実際そこまで影響ないでしょ」と根拠なく決めつけ、重要だとわかっていることを後回しにしていた。
根拠のない楽観主義は自分に都合の良いように解釈しサボるための言い訳を作る厄介なものだった。目指すものと逆方向に進むようなことをやっていることがあれば、この楽観主義と上手く付き合うことが必要だと思う。
やらないことリストのススメ
自分の特性を変えることは難しい。自分の特性を認識した上で、どうしたら目指したい成果に向けて着実に進んでいけるか、僕が見つけた解決方法の一つは「やらないことリスト」を作ることだった。よくある「To Doリスト」とか「目標リスト」の逆。「脱・わかっちゃいるけどやめられない」。
それは「目指す成果に対して、それを阻害する行動や習慣を列挙する」だけ。やることをリスト化して実際にやったことにチェックすること(やらなかったことにチェックが入らない状態)よりも、やってしまったことにチェックを入れる方が心理的に罪悪感が大きく、実際のアクションにつながると思ったからだ。
僕の場合、このリストを作ることすら最初抵抗があった。やらないことを書くこと自体が本当に苦しかった。頭の中ではやるべきじゃないことはわかっていても、自分への言い訳を押さえつけ、やめられていない数々のことを書き出すというのは辛かった。「これを書いたらもうやっちゃいけないんだ」と思うと、想像以上に躊躇する。それだけやらないことを書き出すことの効果が大きいということだ。
ポイントはなるべく具体的にすること。肌に関する文脈では「肌再生を促す成長ホルモンが分泌しやすい時間帯(22-2時が定説)にちゃんと寝る」が一つのやるべきこと。それに対し、やらないこととして「22時以降に起きていること」と書くとおそらく毎日チェックがついてしまい、罪悪感に押しつぶされ、逆に続かないと考えた。だから達成できそうな単位に分解していくのはどうだろうか。
例えばこんな感じ。(以下のことをやらない)
21時以降カフェイン入りの飲み物もしくはお酒を飲む
22時以降にお風呂に入る
ベッドに入った後スマホを見る
休みの日に昼まで寝る
上記のように「やらないこと」を細かく分解し、少しずつチェックがつかないよう毎日チェック・モニターすることで、好ましい結果に少しずつではあるが近づけるようなっていた。
やってはいけないと思っていても辞められない、何となく楽観的に考えて逃げてしまう傾向がある場合はぜひ試していただきたい。
今回も最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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