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【DTU DAY4】デザイン思考と体験価値④
テーマとケース
セッションA
【テーマ】アイディエーションの手法
【ケース】なし
セッションB
【テーマ】デザイン思考のプロセス④ アイディエーション
【ケース】自グループの課題
クラスの学び
いつも通り前回の振り返りからスタートし、今回のテーマはアイディエーション。
個人の認識や想像の範囲だけでは狭いので、いつもと違う行動をしてみたりいつもと違う環境に身を置いたり、色んな人に意見を聞くことでアイデアの幅が広がる。
そして、言葉ではなく図やイラスト、写真や動画など視覚で共有することでズレがなくなり、かつ覚えてもらいやすい。
クリシンでも学んだ「前提を疑う」「常識を疑う」がまたここでも出てきた。
さらに、ムーンショットとバックキャスティングで未来から逆算して考えることが重要。手持ちのリソースやスキルを前提に考えると発想が膨らまないし前進しないのは仕事でも経験済み。できない理由ばかりが頭に思い浮かび結局“今までどおり”になってしまうことは“あるある”なんじゃないだろうか。
クラス後半はプロトタイプの製作。
今まではレゴブロックを使ってプロトタイプ製作のワークをやっていたそうだが、コロナ禍ということで感染対策のため各自工作道具を持ち寄って製作にあたる。数十年ぶりに紙粘土を触った(笑)
Day4以降は企業のケースはなく、自分たちのグループで設定した顧客と課題に対し、ペルソナ、カスタマージャーニー、バリュー・プロポジション・キャンバスに繰り返し磨きをかけていく作業。
たまたま見つけたClubhouseのデザイン思考のルームで「課題の解像度と市場規模はトレードオフ」という話を聞き、なるほど思った。
課題の解像度が高ければ高いほど具体的にになり、共通課題をもつターゲット層は狭くなっていく。逆に、抽象的な言葉を使っている=課題の解像度が粗いと言い換えることもできる。
自チームもまだ映像が浮かぶほど具体的な言葉・イメージを掴めていないので、当事者へのインタビューを重ね解像度を上げていかなければならないな。
自分(自社)への落とし込み
デザイン思考のプロセスは汎用性が高いので介護の仕事にいくでも応用可能。
我々の仕事はアセスメント(課題分析)から始まりプラン作成、サービス提供、評価と一般的なPDCAサイクルに則って仕事を進めるが、顧客課題の解像度はどうだろうか??
福祉の世界にはバイステックの7原則という重要な原則がある。
バイステックの7原則
個別化の原則
秘密保持の原則
非審判的態度の原則
自己決定の原則
受容の原則
統制された情緒的関与の原則
意図的な感情表出の原則
これってデザイン思考の観察の段階でも重要な態度ではないかと思った。そして、「なぜこう考えるのか」「なぜこういう行動を取るのか」という“なぜ?”を繰り返すことで課題の解像度が上がっていく。
ケアマネジメントってデザイン思考そのものだな。もっとプロセスに注目してみよう。
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