【PWI DAY5】パワーと影響力⑤
クラスの学び
【テーマ】社会を動かす
【ケース】「ティッピングポイント」とグリーンドット・パブリックスクールズ
レポートが終わりホッとしていたのを束の間で、Day5のケース資料は32ページとボリューム満点。
社会を動かすというテーマで、アメリカのチャータースクールのケースから学んだ。
これまでのクラスでは、パワーとは何かというところから始まり、部下を動かす、上司を動かす、他部署を動かす、文化の異なる多組織を動かすと、パワーを発揮する対象が大きくなり、そして今回は「社会」という非常に大きなテーマだ。
ここまでの学びで、動かしたい対象が大きくなればなるほどポジションパワーはきかなくなり、パーソナルパワーやリレーショナルパワーが重要になってくるのが分かってきた。
OBHのクラスで変革のケースをいくつか学んだが、偉大な変革を成し遂げた大企業の社長たちが社長命令で「やれ!」と言って変革を成し遂げてきたのかというとそうではない。何万人という企業を抱える社長はもはや社会運動家だなとも思えてきた。
自分(自社)への落とし込み
自分の思いを伝えるには、1対1で語るのが一番いい。しかし伝えたい相手が増えてくると、そうはいかない。伝えたいことを多くの人に伝えるためには、押さえておかなければいけない人がいたり、分かりやすく記憶に残るメッセージを作ったり、もっとも関心の強い人たちから働きかけるなど戦略的にやっていくことが重要だ。
会社の中で、社長が一番伝えたいメッセージは何だろう。それはやはり企業理念だと思う。この会社は何のためにあるのか、この会社が大事にしているものとは何か。目的と価値観をしっかりと伝えなければ理解してもらえない。
今回のクラスで記憶に残るメッセージについての学びもあったが、理念や経営方針などを作った時、分かりやすいか、記憶に残るメッセージになっているかという視点はなかった。
自社ではこれから行動規範を作りクレドの見直しをしていくところだ。内容が重要なのはもちろんだが、それに加えてメッセージングという部分もよく考えて作っていこう。