奇詩想集 "触れるべきではない思想" 無知な絡まり~掃き溜めの声
無知な絡まり
【間際】
耐えて
耐えて
耐えて
耐えて
目の覚めるような一撃を
【伸び代】
どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーでもよくなっちまうもんだぜ
気のせいだったりもする
どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっちにしろうだつの上がらねぇ人生なら
真っ当に生きちまった方がカッコイイ
【真っ当に生きるということ】
“真っ当に生きていても良いことなんてない”
そんなものは勘違いも甚だしい
それは、真っ当に生きるということを履き違えている
真っ当に生きるとは
自分の心に正直に生きること
人の嫌がることはしないこと
人に親切にすること
素直に笑って過ごすこと
たったそれだけ
それだけのこと
【分からぬふり】
分からない
分からない
しかし、それはただ見て見ぬふりをしているだけ
だって、
もしそれを分かってしまったら
そんな愚かな自分に狂ってしまいそうになるから
【押し付け】
何かを一方的に押し付けるということは
紛れもなく暴力だ
そういう考えが世界を狭める
そういう考えが誰かを殺す
電柱に向かって暴言を吐く男性を生み
故意に人にぶつかりながら歩く老害を作り出すのだ
【自分のせい】
アイツのせいだ
アイツがいるからダメなんだ
アイツがダメだから不遇なんだ
違う
違う違う違う
受け入れられない自分が悪い
変えてあげられない自分が悪い
全ては自分が悪い
本当はもう、気付いているんだろう?
【かくれんぼ】
鬱蒼と茂る暗闇や
この世の底辺と呼ばれる場所に身を落としてしまうのは
|||||||||ダメな自分を隠すため|||||||||
だけど、そんな所だからこそ見える景色があって
そんな所からしか行けない世界がある
だからそう
今はじっとそう
ひたすらに耐えるんだ
【阿弥陀籤】
人生はあみだくじ
いつだってあみだくじ
どの道を選ぶのも自由
終わり方もそれぞれ
人はいつだってあみだくじ
完璧には交わらないが
少なからずどこかしら交わっている
この世界はあみだくじ
この宇宙はあみだくじ
この心もあみだくじ
キミとボクとをつなぐ未知
【逆様世界】
逆様は恐ろしい
悍ましさを感じ
吐き気すらも催す
しかし、酷く感性を刺激する
そんな逆様世界を自由に浮遊できるようになれば
常識や見解、良識や秩序
上下左右古今東西東西南北
そんなもんどうだってよくなっちまう
悩みや苦悩は愛おしく
感謝の念さえ湧き出てくる
そんな逆様世界へ
誰とも手を取り合うことなく
後ろ向きに
行こう
全ての人と肩を組み
煩いくらい、前向きに
戻ろう
さようなら
ありがとう
死にい出てから
生きましょう
こんにちは
はじめまして
愛しています
殺してください
【銃口の熱】
実際
無機質で冷たく思える銃だって
驚く程に熱を帯びている
実際
無機質でカラフルな映像には
独特の匂いがある
実際
明らかとされた情報の中には
何の中身もなくて
実際
実質的に僕たちは
何も知らず知れないままに死んでゆく
そう、
あの花と同じように
そう、
この心と同じように
さようなら
さようなら
さようなら
さようなら
昇華大輪
【悪欲】
本当に悪欲に塗れた人生は
不幸に陥ってしまうのだろうか?
本当に罪を犯した人間は
地獄に落ちてしまうのだろうか?
ただの戯言ということはないだろうか?
どうやって生きても結局は
"無"
に過ぎないのではないだろうか?
【35】
ブッダが悟りを開いた年齢
生きられるのなら
35までは生きてみよう
ブッダが悟りを開いた年齢
もしこの年に、己に何の変化も感じなければ
ひとまず悩みや不安は捨てて
ただただ地道に生きてみよう
【皆が皆】
人は結局、他人にどう見られているかどうかが人生の主軸となっている
所謂人気者はもちろん、いつも一人ぼっちの奴も
専業主婦も独裁者も
希望を語る奴も毒吐く奴も
みんながみんな、傷付きたくない一心で生きている
それ以上でも以下でもない
でも、それでいい
大切なのは、お互いを理解しようとすること
自分とは違った価値観を、積極的に受け入れようとする広い心
【しなやかな凹み】
しなやかに強風をも受け流せ
凹んだ心に慈愛を満たせ
時の流れに身を任せ
行く先々で誠意を示せ
【善か悪か、悪か善か】
人間は生まれながらに善だと思いますか?
悪だと思いますか?
人間は生まれながらに悪だと思いますか?
善だと思いますか?
人間は生きていくうちに善になるのですか?
悪になるのですか?
人間は生きていくうちに悪になるのですか?
善になるのですか?
人間は死を受け入れることで善になるのですか?
悪になるのですか?
人間は死を受け入れることで悪になるのですか?
善になるのですか?
善と悪とは何ですか?
善が悪なら悪は善ですか?
善と悪とは二つで一つですか?
似ても似つかぬ表裏一体ですか?
答えてくれぬ神は悪ですか?
我々に考えさせようと無言を貫く神は善ですか?
悪ですか?
善ですか?
悪ですか?
善ですか?
悪ですか?
善ですか?
悪ですか?
【疑問と概念】
白いが先ですか?
白いと思うことが先ですか?
不幸せだからこそ幸せは訪れるのですか?
幸せだからこそ不幸せに陥ってしまうのですか?
人間とは誰ですか?
誰とは僕ですか?
この疑問は何ですか?
疑問とは即ち、何者ですか?
【愚かな怒り】
人の抱く怒りの大半は
己に対する怒り
それを他人や世間に転嫁しているだけ
それだけ
たったそれだけのこと
だけども人は
ついついその愚かな怒りに身を委ねてしまう
【単純明快】
動じずにいたいのなら
動じなければいいだけさ
人望が欲しければ
まず自分から人を信頼することさ
愛されたければ愛せばいいし
進みたければ進めばいい
物事は至ってシンプルで
どうにもならないことなんて
何一つ存在しないんだ
【貫在不変】
厳(オゴソ)かな人間でいたいのなら
一点の曇りもなく
厳かで厳格な態度を貫かなければならない
神社にイルミネーションがあったら
御利益がないような気がするだろう?
それと同じ
不変的に在り続けるということは
とても難しい
だが、
神社は神社で在るということを難しくは感じていない
そういうこと
【熱を帯びる】
毎日座禅を組むという行為が良いのではなくて
毎日座禅のように無心で何かに
取り組むという姿勢が大事
熱中し極めようとする心意気が大切
【されど、愛の言葉】
恐怖や不安
その他諸々この世を取り巻く負の要素は
ただそれらをそう捉える概念から
だったらそんな概念無くしてしまえ
そんな概念を抱く暇があったら
愛の言葉を囁くんだ
くだらねぇとも思えるその愛の言葉で
この世は幾許(イクバク)か救われる
自分の心の為にも
クサクテアマイ
愛の言葉を囁くんだ
【一番大切な人】
色々と考えた結果
僕はやっぱり
一番大切な人を一番最初に助けたい
全人類を愛し、たくさんの人々が幸せになることは喜ばしいことだが
自分の心が死んでしまっては意味がない
どんなに批判されようが、どんなに誹謗中傷を受けようが
僕は、
一番大切な人を一番最初に助けたい
それほどまでに、失いたくない人がいるから
【喪失】
大切な人が急にいなくなると
まるで時が止まってしまったかのような
そんな、どうしようもない絶望感に苛まれ
囚われ
蝕まれ
終わりのない寂しさの中で
疲れ果てることもできないままに
浮遊するしか能がなくなってしまう
だからそう、僕にとって一番大切なキミが
僕の前からいなくなってしまわぬよう
心の中で
日々
祈るばかり
【途半ば】
いつだって途半ば
人生はいつだって途半ば
苦し紛れだっていいのさ
どんなに幸せだって途半ば
どっちにしろ途半ばなら
苦し紛れでも、自分が恰好良いと思うことを遂行すべき
そうすれば自ずと途は開ける
しかし、開けたとて
そこもまだ途半ばなのだけれども
だからこそ人生は続く
夢は輝く
くだらぬことで笑い合えるし
尊き命は続いていく
【昇華大輪】
苦しみや悲しみ
暴力や嫉妬、憎悪や嫌悪
その他諸々負の感情
痛み
これらが人や世界の成長の為には必ずしも必要だと言うのならば
この世から絶対に悪は無くならない
だけど、それでいいのかもしれない
バランス良く中途半端に
善と悪とが共存するこんな世の中だからこそ
人も世界も成長し続けていけるのかもしれない
しかし、
行き過ぎは禁物
死に至らしめることは反則
それだけ肝に銘じておけば
人はいくらだって仏になることができる
世界はいつだって極楽浄土に生まれ変わる
さぁ、ひとまず深呼吸
善と悪とを同じ量だけ吸い込み昇華
白と黒のカラフルな大輪を咲かせよう
掃き溜めの声
【門音】
音を解き放て
音を解き放て
門で囲われた音を解き放て
窮屈そうな音を解き放て
締め付けられた音を解き放て
奏でる必要なんてないさ
たった一つの音を
心のままに
大きく
朗らかに
打ち鳴らせ
【見事見事】
さぁさぁ見事な惨敗だ
見事見事な惨敗だ
さぁさぁ無様な達成だ
無様無様な達成だ
意味ある惨敗
無意味な達成
痛みを無くして
ただ突き進む
壊れた関係
狂った族生
群がる羊は
実はそれぞれが主役級なのさ
【反射】
水たまりに映る世界が綺麗だ
質素に慎ましく生きよう
ありきたりな言葉並べて
ハハ
そう
死ぬこと自体が呪いだったのさ
【押さえつけられたモノ】
どうしようもない圧迫感
抑制、剥奪
学ぶことさえ許されないのか?
鈴の音が虚しい
夕日が空に沈んでゆく
世界が夕日を沈ませる
涙したって変わりはしない
行動しなければ
今すぐ
今すぐにだ
【Aura】
どれがお前だ?
一体どれがお前なんだ?
本当のお前は一体どこだ?
群れの中で埋もれる為に産まれてきたのかOnlyOne
奴隷奴隷奴隷奴隷?
皆が皆笑顔なのにどんよりとした雰囲気を纏っているのは何故だろう?
憧れた世界に疲弊し病み堕ち窪み
発生した破滅願望から何となく足を踏み入れてしまい
気付いた時には底無し沼から抜け出せなくなっちまった
同情すべき見失いPeople
どんなに明るく加工したって、その重苦しいオーラは如実にその本質を訴える
【能書きBOOKS】
能書きが多いな
過程がどうとかどう頑張ったとか
誰から教わりどんなピンチがあったとか
どこどこが見所ですとか
誰々にご注目くださいとか
ただ見て感動出来るかどうかだろう?
目次やあらすじだけの本なんて誰が買うんだ
【お遊戯会】
そのようにご鑑賞ください
押し付け
あのようにご鑑賞ください
押し付け
あれがこーでそれがあーなっております
こじつけ
それがあーでこれがこーなっております
こじつけ
ゼンマイ仕掛けのマリオネットが
今日もギシギシ扱き使われる
【title】
興味をそそられるタイトルとその内容
綺麗に見えて、とても魅力的で
しかし、そんな情熱がこもったコンテンツだと思ったものも
結局は、金儲けの為の欲深き空間だと知る
【ゼロ距離】
汚い言葉を吐き出して
一番ダメージを喰らうのはゼロ距離にいる自分
人を攻撃し陥れストレスを発散しているつもりでも
病んでいくのは自分の方なんだ
【縋り人】
人は皆、何かに縋っていたい
箸にも棒にもかからないようなものにだって
あまり良くないと気付いていたって
人は、何かに縋らないと生きてなどいけない
【Line】
この地球上に線など無いはずなのに
人はその線に惑わされ争い続ける
しかし、その線はまた
平和な日常を守る為の大いなる線でもあるのだ
【RightDisLike】
より強固な信念にする為に
あえて違うと思うものを取り入れてみる
あえて違うと思うものを身に付けてみる
あえて違うと思う考え方や思想を考察し
あえて違うと思う方向に足を運んでみる
そうしてゆくと、ふと気付く
やっぱり僕は、正しかったのだと
【掃き溜めの中】
期待に沿うようにして
流れるように生きてきた
そうして流れ着いた先は
濁りに濁った掃き溜めの中
気付いた時には掃き溜めの中
いつの間にやら掃き溜めの中
浮かび上がろうとしても浮かび上がれない
そんな、底無し沼のような
掃き溜めの中
【Voice】
自殺を語り、自殺に触れ
僕の中に眠る、類稀なる
“自殺願望”
を呼び起こしてしまったようだ
早くこの欲求を満たし
“死という絶対的オルガスムス現象”
を味わってみたい
しかし、今は死ねない
死にたいという想いと同等に
死にたくないとも思うから
“やるべきことがあるから”
ありがとう、創作意欲
止むことのない思想、思考
湧き溢れてくるアイデア、音
どこからともなく聞こえてくる声
もう一生消えることのない心の闇
闇
闇
闇
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