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改悔(領解出言)という儀礼について 井上見淳司教 皆さん、こんばんは。井上と申します。 今年は立教開宗法要800年の年でありました。立教開宗(りっきょうかいしゅう)というのは、親鸞様によって浄土真宗が開かれてから800年の時間が経ちましたよというお祝いの法要だったわけです。これは、単にその時間が流れたということではないですね。私は最近特に強調しておりますが、浄土真宗の誇りは「聖人一流(しょうにんいちりゅう)」ということにあります。親鸞さまが教えを開かれて以来、そのみ教えの
松月博宣 なぜこの問題を注視しているのか こんばんは。松月でございます。 この度、「新しい領解文」が公開されまして、もう既に7ヶ月半、関わり続けております。何故私がこの問題に関わり続けておるかと申しますと、私は小学校3年か4年ぐらいの時から、もう既に領解文に親しんでおりました。その領解文が、「新しい領解文」という形で発布されまして、私が聞いてきたことと違うぞ、と非常に大きな違和感を感じました。そのことから、何故、「新しい領解文」が出てしまったんだろうか。賛成派とか、反対
稲城蓮恵 こんばんは。 今回山上さんと松月さんと一緒に、このオンラインの講座でお話をさせていただきます。「ご消息」について確認をしておきたいので、この場に立ちました。まずご消息とはどういうことなんだろうか。これによって、浄土真宗のご法義がとても広く伝わってきたことを、歴史として押さえておきたいと思います。 真宗新辞典の解説を読ませていただきます。ご消息の項目には、 と、ご消息を非常に大切にしてきた伝統があります。ご消息はもちろん大切なんですが、浄土真宗の門徒であれば、親
山上正尊 みなさんこんにちは。よろしくお願いいたします。どうしてこの問題が起こったのかというのは、私にとってはいろんな領解文の見解があるから、とっても理解に苦しんでいるという、そういうお話をさせていただきたいと思います。それで「新しい領解文」に関して、4つ私が目にした見解がございまして、それを並べさせていただきます。 1、石上知康著「生きて死ぬ力」 2、勧学寮「ご消息の解説」 3、総長退任挨拶 4、ご門主「新しい『領解文』を通して伝えたいこと」 この4つの見解が、それぞ