師匠ラストラム村田さんのから教わったこと② - 「ポップ三原則」と打倒村田さん
師匠村田さんから教わった大事な言葉の二つ目は、
「ポップ三原則」だ。
これは、主にクリエイターに話をする時に村田さんが繰り返し伝えていた言葉だ。
※ちなみに、前項の「時代とタイアップ」はスタッフに向けて繰り返し伝えていた。
「ポップ三原則」とは、
『難しいものは、わかりやすく。
わかりやすいものは、面白く。
面白いものは、深く。』
という発信者(表現者)目線の考え方だ。
難しいものを、難しいまま表現しても、伝わらない。
難しいものを、わかりやすくしただけでは、つまらない。
ただ面白いだけではなく、そこに真理を含めた、深みを。
という意図で、僕はエンターテインメントに関わる者として、この村田さんから教わったポップ三原則をとても大切にしている。
百戦錬磨、数々のヒットやプロジェクトに関わってきた村田さんの話は、その説得力が違う。
話がわかりやすく上手なのもあるが、村田さんは交渉もとんでもなく上手い。
僕なんかまだまだ未熟だが、村田さんはかなり無理難題の条件を自分にとって都合の良い着地に導き、交渉後、絶対に嫌われない。
むしろ、交渉が始まる前より、好かれていることばかりだ。
あの人柄や茶目っ気のある話し方、頭の回転の早さといろんな知識が頭の中に詰まった村田さんだからこそが為せるスキルだ。
そんな怪物マネージャーの村田さんだが、僕の目標の一つはその村田さんを引退させることだ。
シンプルに言えば、同じマネージャー同士。
敬意を持って、村田さんはライバルだと、僕は勝手に思っている。
元は、故:後藤新平氏の言葉だが、村田さんが教えてくれた格言でこういうものもある。
「金を残して死ぬのが、下。事業を残して死ぬのが、中。人を残して死ぬのが、上。」
村田さんの元で育った人たちが成長して、もう自分がいなくても、この子たちがいれば大丈夫だと安心して退けるように、村田さんにちゃんと自分が「人」を残せたと思ってもらえるように、僕は成長しなくてはいけないと思っている。
※勿論、僕だけじゃなく、村田フォロワーみんながそうあるべきだと思っている。
まだ全然敵わないというか、勝負にもならないかもしれないけれど、一日も早くそれを達成することが、僕が出来る村田さんへの最大の恩返しだと信じている。
https://twitter.com/Ryota_Shishido ラストラム→TOKYO FANTASY→RED 主に音楽関係のマネージャー 新しい才能との出会いを求めています。 音源やプロフィールはツイッターのDMかinfo@red.jp.netまでお気軽にお送りください!