なぜ今更SNSを始めたか – 運と縁
この仕事をしていると、なかなか言いたくても言えない物事が多い。
そして、うっかり情報が漏れてしまったらその責任は背負いきれない。
だから、SNSは百害あって一理なしだと思っていた。
一応、情報収集するだけのアカウントは持っていたが、自分から情報を発信することは一切なかった。
とはいえ、時代は時代。
SNSの影響や情報の流れを見ていると、SNSの世界に存在していないと、時代とそのコミュニケーションに取り残されてしまう。
また、気になったクリエイターがいてコンタクトをしてみたいと思っても、連絡方法がSNSにDMを送るしかないことが多々ある。
こういう時、SNSに自分の人格がないと凄く不便だった。
かろうじて、以前取材して頂いたオリコンの記事をDMのメッセージに貼り、自分が本人だと信用してもらおうとしたことが何度かある。
※ちなみに、その記事はこちら。僕のマネージメントとしての考え方を、とてもわかりやすく整理してくれています。受けたのは前職時代です。
https://www.oricon.co.jp/special/52780/
そして、DMのメッセージで返事をもらえなかったことも、何度もある。
逆の立場になれば、そりゃそうだという気持ちもわかる。
でも、この信用の入口ひとつで、信頼してもらえたり、縁がなくなってしまうことは、とんでもなくもったいないと思ったのが、今回noteとSNSを始めた大きな理由だ。
信用をしてもらえることでひとつ距離が縮まるならば、信用をしてもらえる場所を自分で作らなきゃ、自分がどういう考えで、どういう人なのかを、気にしてくれた人が判断出来る場所を作ろうと思い、noteに今までのキャリアやマネージメントの考えを置いておくことにした。
僕の考え方や関わり方に共感してもらえて、お互いが描く未来が一緒になれたのなら、僕を選択肢のひとつにしてくれたらいいだろうし、なんか考えが合わないなぁと思ったら、僕じゃない適任が必ずいるはずだ。
この世の中には、たくさんのマネージャーがいる。
みんなそれぞれのやり方や考え方がある。
僕の考え方ややり方は、その中の一つでしかない。
また、これからいろいろ企んでいきたいと思ってくれる人や、他社や他業種の人が直接自分にコンタクトをしてもらえる距離を自分で生み出して、もっと、いろんな可能性を広げられたらいいなと思ってスタートした。
自分の知っている人の範囲、物理的に出会える距離の範囲に閉じ籠もっていることは、今の時代、非常にもったいない。
人の縁が、SNSを介して、広がり繋がれる。
いつだって新しい才能と出会いたいし、面白い出会いに貪欲でありたい。
同じ方向を向いて歩いていきたいとお互いが思って、人生が重なる縁があれば、僕はいつでも連絡をお待ちしています。
人生は前にしか進まないし、全ては「運と縁」。
※「運と縁」は、僕が尊敬するマネージャーの方の言葉。真理だと思っています。
まだ見ぬ誰かと、素敵な人生が重なることを切に願っています。
ちなみに、前出したオリコンの記事は元サンミュージックで、今はGATEという会社の代表である山本くんが取材してくれた記事だ。
彼が前職時代に、人との出会いを広げたいというところから、30代のエンターテインメント業界人にインタビューをしていくという企画で、僕のところにも取材に来てくれた。
縁というものは不思議なもので、それ以来同じマネージャーとしてとても仲良くなり、山本くんがGATEを始める時に声をかけてもらい、今や僕もGATEをサポートするメンバーの一人だったりする。
最初は、マネージャーがマネージャーにインタビューして記事を作るって、どういうこと??と思っていたが、彼の人の縁を大切にする発想から生まれたアイデアで、彼はこの取材を通して、たくさんの方々から刺激を頂きながら、日々成長している。
このリレーインタビュー、本当に素晴らしい企画だと思う。
https://twitter.com/Ryota_Shishido ラストラム→TOKYO FANTASY→RED 主に音楽関係のマネージャー 新しい才能との出会いを求めています。 音源やプロフィールはツイッターのDMかinfo@red.jp.netまでお気軽にお送りください!