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マネージャーがやってはいけないたった一つだけのこと - マネージャーとしての考え方

いろんな方法や考え方があり、答えは一つじゃないと思うけれど、マネージャーがやってはいけない唯一のことは、極論、僕は一つだけだと思っている。

それは、「信用を失うこと」だ。

クリエイターとマネージャーは、信頼関係で成り立っている部分が多い。
多いというか、ほぼ、それがメインだ。
一緒に悩み、一緒に過ごす時間が特に多いマネージャーは、信頼関係がなければその立場と業務は成立しない。

マネージャーは、クリエイターの才能を信頼してマネージメントしているし、クリエイターはクリエイティブに集中するべく、マネージャーにいろんな業務を信頼して預けてくれる。
連携したチームの一つ一つの判断がそのプロジェクトの道筋を変え、成否を変える。

でも、信頼関係は一朝一夕で簡単に培えるものではない。

日々の業務、コミュニケーション、愛情、熱量、物事の感じ方、お互いの距離感など、いろんなことを通して、時間をかけて醸成されていくものだ。

お互いの強固な信頼関係があるからこそ、実現出来る成果がある、と僕は思っている。

でも、逆に、1mmでも信用を失う様な要素がそこに生まれてしまったら?

1mmの不信感は、どんどん広がって、必ず信頼関係を蝕む。
全幅の信頼から成り立っていたはずのコミュニケーションの中に、裏表を探ってしまうような気持ち悪い違和感がつきまとう。
信用しきれない関係性では、健全な結論は導き出せない。
そして、一度失った信頼は、元には戻らない。
結果、最終的には破綻する。

だから信頼関係が一番大切なマネージャーが信用出来ない要素を生んでしまったら、(その関係の上では、という意味。他のチームで新たな関係で再度ゼロからは勿論出来ると思う。)その瞬間からマネージャーの資格はないと、僕は思っている。

人の人生を預かる立場として、不信感がそこにある限り、絶対にマネージメントは成立しない。

信頼がマネージャーにとって、唯一の大切な要素。
他の何を差し置いても信用を失うことだけは、絶対にマネージャーがやってはいけないと、僕は思う。

https://twitter.com/Ryota_Shishido ラストラム→TOKYO FANTASY→RED 主に音楽関係のマネージャー 新しい才能との出会いを求めています。 音源やプロフィールはツイッターのDMかinfo@red.jp.netまでお気軽にお送りください!