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インタビューのススメ

インタビューがおもしろい。

もともと人の話を聴くことが好きでしたが、ダイアログ・デザイナーを名乗りはじめて「聴く」に対して明確な意志を抱くようになりました。有名無名関わらず、誰であろうと相手の話に耳を傾ける。そのようにして日々、「聴く」という技術を磨いてきました。

「聴く」はギフトです。良き聴き手の存在がいることで、話し手のこころは癒され、時に気分は高まります。話を聴いてもらうだけで、健やかになる。そういう意味では「聴く」はセラピーです。

ダイアログ・デザイナーはギフトを贈る人であり、セラピストである。そう考えながら「聴く」と向き合ってきました。わたしと対話をした人が、対話をする前よりも気持ちが軽やかで、しあわせな気分になってもらえるように。その想いが叶った時には、必ず相手と仲良くなることができます。そのようにして歓びを少しずつ増やしてゆく。それがわたしの「聴く」のエチュードでもありました。

「対話」の意識が自然体となり、呼吸するようにインタビューする。

この数年で、にわたしはそんな身体になっていきました。骨の髄からダイアログ・デザイナーです。「聴く」エチュードのおかげです。ただ、そのエチュードには終わりはありません。経験を重ねるほどに新しい発見が訪れ、多くの学びがもたらされます。教わることも、気付かされることも、新しい問いの種もすべて、対話の中で生まれます。「聴く」がギフトであるように、わたしもまた相手から多くのギフトをいただいている。“人”とのやりとりを通して成長させてもらえています。

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「エチュード」とは、音楽では練習曲、絵画では下絵という意味。「話すこと、聴くこと、書くこと、読むこと…

教養のエチュード

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「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。