“雑談”に現れるもの

世の中で起きている出来事のほとんどは、自分とは関係がない。ただ、世界を相手に対話するとすれば、目に広がる光景すべてが自分ごとになってくる。

「無関係だ」と線を引けば、炭酸が泡立つように自然発生するさまざまな感情に引きずり回されることはないだろう。あらゆる現象と適切な距離を保ちながら、自分のコンディションを整えることは重要だ。しかし、「世界と対話する」と捉えたとき、そこに起こる一切が無関係ではなくなる。それは、歩くこと、呼吸すること、眠ること…その一つひとつを“地球とのダンス”と解釈するような感覚で。

この両方の感覚を持つことが大切なのだと思う。