「品のある無礼」について考えてみました。
これは、わたしの考える「品のある無礼」の印象。他の人はどういうことに「品のある無礼」と捉えているのかと思って、Xで問いかけてみました。
「品のある無礼」ができる人って、どんな人?たとえば、どんな振る舞い?
以下、届いたみなさんの「品のある無礼」をご紹介します。
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みなさんのお答え
【1】
タイムラグのある無礼。その場では気付かないタイプ。
【2】
「恐れがない」「捨て身」とはおもしろい表現だ。ある種、覚悟の現われである、と。
【3】
礼儀のバランスって大事ですよね。
【4】
高めたいという意志と輝きを放つことばと態度。
【5】
野暮なことをさらりと粋に表現できる人。
【6】
笑いながら苦言を言う人。表情とことばのギャップですね。
【7】
ことばの扱いが美しく、やさしさがある。無礼なことを言われてもそこにやさしさを感じると品になる。
【8】
関係性の違いを理解する力。無礼の自覚がない。
【9】
無邪気で、愛嬌がある人。
【10】
周りが愉快になっていれば、受け入れられる(ゆるされる)感じはありますよね。
【11】
すっとぼけ。極上のアホ演技。最高です。
【12】
有無を言わさずカッコイイ人。無礼ぐらいがちょうどいいような自信に満ちた(実力の伴った)人いますもんね。
【13】
華麗な敬語を扱いながら、フランクに話す。にこやかな笑顔でボディタッチ。
【14】
おもしろみは武装を解くので無礼である。おもしろい観点だなぁ。「個性的な語録なら味になる」も、いいなぁ。
【16】
敬語内にタメ口を潜ませる。距離の測り方、天才的な人いますよね。
【17】
相手の自尊心を満たした上で、崩したことばをかけることができる。確かに、重要な部分を押さえておけば、遊びのある振る舞いができますもんね。
【18】
下手から毅然とした要求ができる。文句を浴びせられてもノーダメージ。そういう超人的な人、いますよね。
【19】
そういうフランクなコミュニケーションが上手な人いますね。
【20】
愛嬌は最強ですね。卑怯まで許されてしまう。
【21】
場を和ませるためにわざと崩してくれる人。人間ができた人ですね。
【22】
相手の間違っている部分をブレずに指摘できる人。ある種、信念がある人とも言えるのかなぁ。
【23】
品の有無を理解した上で、あえて無礼に振舞える。かなり俯瞰でモノを見ることができていないとできない芸当ですね。
【24】
遅刻魔エレガント。もはや最強ですね。どういう意識で振舞っているのか、とても気になります。
【25】
皮肉が攻撃と受け取られない人柄、確かにありますよね。絶妙ですよね。だらしなく愛される人。愛嬌というか「お前だったら仕方がない」みたいなね。
【26】
「てらいのなさ」というのはポイントですよね。本質的であるから、無礼だけど嫌じゃない。そして、品に対して意識的ではないこと。
【27】
談志さんは口は悪いですが品がありますよね。無礼のエンターテインメント。それも実力があるから言えることだったり。
【28】
思わず吹きました。
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全てではないですが、このようなコメントが届きました。
ことばには、人それぞれにイメージがあり、定義がある。それらを読ませていただいていると、わたしの中でも「品のある無礼」のイメージがすくすく育っていきました。
#言語化れんしゅう
これからも皆さんのお知恵をお借りしながら試していきたいと思います。Xのスペースでは、みなさんからいただいたことばを感想を述べながら紹介させていただいております。ぜひ、お気軽にご参加ください。