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短期記憶について‐ワーキングメモリーが低い子の学習法-
こんにちは。Ryotaroです。
今回も記憶の話で、短期記憶について深堀りしていきます。
前半はAIによるファクト記事で、後半は僕の考えを書きます。
それではどうぞ。
短期記憶ってなに?
「さっき聞いた電話番号を覚えている」とか、「先生が言ったことをちょっとの間だけ覚えておく」といった経験はありませんか?
これらはすべて 「短期記憶」 のおかげでできることです。
短期記憶とは、短い時間だけ情報を覚えておくための記憶 です。この記事では、その仕組みをわかりやすく説明します!
短期記憶ってなに?
短期記憶は、数秒から数十秒だけ情報を覚えておく記憶 です。例えば、次のような場面で使われます。
友達に電話番号を教えてもらい、スマホに入力するまで覚えている
数学の計算をするときに、一時的に答えを頭にとどめておく
会話の内容をすぐに忘れないようにする
でも、短期記憶の情報は すぐに消えてしまう ので、長く覚えていたい場合は、何度も繰り返したり、ノートに書いたりすることが必要です。
短期記憶にはどれくらいの情報を入れられるの?
短期記憶には覚えられる量に限界があります。
アメリカの心理学者ジョージ・ミラーさん(1956年)は、「人が一度に覚えられる情報は 7個くらい(±2)」と言いました。つまり、5個〜9個くらいの情報が限界 なのです。
例えば、次のようなものを覚えるときがそうです。
1. 電話番号
「080-1234-5678」
これを 「080」「1234」「5678」 のように3つのかたまりに分けると覚えやすくなります。
これは 「チャンク」 という方法で、情報を小さなまとまりにすることで、短期記憶の容量を上手に使えるようになります。
最近の研究では、「実は4つくらいが限界かも?」とも言われています(Cowan, 2001)。
短期記憶はどれくらいの時間もつの?
短期記憶は 15秒から30秒くらい しかもちません。
これは、ピーターソン夫妻(1959年)が実験で確かめました。
実験の内容:
人に「ABC」みたいな3つの文字を覚えてもらう
そのあと「100から3ずつ引いていく」という計算をさせる
しばらくして「さっきの文字は何?」と聞く
→ ほとんどの人が、30秒以内に忘れてしまった!
つまり、短期記憶は すぐに消えてしまう ので、覚えたいことは 何度もくり返したり、メモをとったりすることが大事 なんです。
作動記憶(ワーキングメモリ)ってなに?
短期記憶の中には、「ただ覚えるだけ」じゃなくて 考えながら覚える という機能があります。
これを 「作動記憶(ワーキングメモリ)」 といいます。
例えば、
先生の話を聞きながら、ノートにまとめる
数学の問題を解くときに、途中の計算結果を頭に残しながら次の計算をする
ゲームをしながら、敵の動きを記憶して次の行動を決める
このように、「考えながら覚える」力が 作動記憶 です。
この能力が高いと、勉強やスポーツが得意になりやすいと言われています。
まとめ
短期記憶は、短い時間だけ情報を覚えておく記憶
覚えられる量は5〜9個くらい(最近は4つくらいとも言われている)
15〜30秒で消えてしまうので、くり返し覚えることが大切
作動記憶(ワーキングメモリ)は「考えながら覚える力」で、勉強やスポーツに役立つ
短期記憶は、私たちの 日常生活や勉強にとても大切な役割 を持っています。
短期記憶の仕組みを知ると、「どうやったら忘れにくくなるか?」がわかるので、ぜひ意識してみてください!
はい。ということでここからは僕の考えを書きます。
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