酒井亮太朗

喜界高校→志學館大学→鹿児島市の会社員。志學館大学人間関係学部人間文化学科日本語日本文…

酒井亮太朗

喜界高校→志學館大学→鹿児島市の会社員。志學館大学人間関係学部人間文化学科日本語日本文学コースを2020年3月に卒業。元文芸部員にして元美術部部長でもある。趣味は読書と芸術鑑賞。お節介なのが玉に瑕。霧島と縁が深いシマンチュ。よろしくお願いいたします。

最近の記事

【ほぼ140字小説Season2】近日公開!

 ここ最近、多忙だったのと、心配事が重なって筆不精になっていましたが、ようやくまとまった時間を作ることができました。近日中に【ほぼ140字小説】を「Season2」と銘打って毎日投稿していくことができそうです。  それに先立ち、先日の『二人展。』で展示したエッセイを明日から数点公開していこうと思います。以上、近況報告でした。 

    • 仕事が多忙につき、少々投稿が滞っていますが、しばらくしたら『二人展。』で展示したエッセイや「ほぼ140字小説」の投稿を再開するつもりです。少しお時間いただけますと幸いです。

      • 最近のおすすめ10冊【2024年8月&9月】

        2024年8月と9月に読んだおすすめ本  2024年8月と9月に読んだ本の中から、特におすすめしたい本を備忘録代わりに記したいと思います。毎月、定期的に挙げていくつもりだったのですが、8月に挙げ忘れてしまったようです。なので、今回は8月分と9月分の合計10冊を紹介します。なお、紹介は読了順です。ご参考になりますと幸いです。 ①『オブジェクタム/如何様』高山羽根子  ずっと積読していた本でしたが、ようやく読み切ることができました。何回か読んでは読みあぐねてしまい、積んでし

        • 『二人展。』最終日

           10月1日(火)から催していました、『二人展。』は本日無事終了いたしました。会期中、私や初彦の親類縁者や友人・知人、さらにはイベントを知ったお客様方がいらっしゃって、たいへん盛況で楽しい時間を過ごすことができました。人生で初めての挑戦を、友人とともに駆け抜けることができたこと、まことに嬉しく思います。みなさま、本当にありがとうございました!

        【ほぼ140字小説Season2】近日公開!

        • 仕事が多忙につき、少々投稿が滞っていますが、しばらくしたら『二人展。』で展示したエッセイや「ほぼ140字小説」の投稿を再開するつもりです。少しお時間いただけますと幸いです。

        • 最近のおすすめ10冊【2024年8月&9月】

        • 『二人展。』最終日

          『二人展。』5日目

          『二人展。』5日目も無事終了しました。今日は初彦が用事で1日中不在だったので、私だけの在廊となりました。幸いにもお客様もお見えになり、いろいろと交流もできて、充実した1日となりました。さて、いよいよ明日は最終日です。初彦と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っています。

          『二人展。』5日目

          『二人展。』4日目

          『二人展。』4日目も無事終了しました。午後1時過ぎから在廊しましたが、初彦のご友人から差し入れをいただくなど、充実した時間を過ごすことができました。また、『ファンタズマゴリア』の在庫も残り僅かとなってきました。会期はあと2日間ですが、どうかよろしくお願いします。

          『二人展。』4日目

          『二人展。』3日目

          『二人展。』3日目が終わりました。今日は仕事や用事の都合で在廊できませんでしたが、初彦から『ファンタズマゴリア』が2冊売れたとの連絡がありました。とても嬉しく思います。明日は午後から在廊しますので、よろしくお願いします。

          『二人展。』3日目

          『二人展。』2日目

          『二人展。』2日目も無事に終わりました。何事もなくて嬉しく思っています。職場の同僚や古い友人が観に来てくれて本当にありがたかったです。明日は所用があって在廊できませんが、相棒の初彦に任せたいと思います。みなさん、どうもありがとうございます。

          『二人展。』2日目

          『二人展。』初日

          『二人展。』開催!  とうとう本日より『二人展。』が始まりました!  初日にして結構な数のお客様がお見えになられ、とても嬉しく思っています。  少し疲労が溜まっているので、今回は開催報告だけとなりますが、落ち着いたら総括を記したいと思います。  みなさん、今後ともよろしくお願いいたします。

          『二人展。』初日

          【ほぼ140字小説】㊿

          平均  パンデミックが終息を迎えても、私はマスクを常に身につけている。どうも私の顔は人類の平均的な形をしているようで、道を歩けばかなりの頻度で人違いをされる。ちなみに私には彼女がいたことがない。醜い男だからだ。どうやら、人類の男は平均的には醜いようである。

          【ほぼ140字小説】㊿

          【ほぼ140字小説】㊾

          爆弾  爆弾の解体作業は順調だった。あと少しで解体が終わるという局面に達した時、爆発物処理班は二本のコードが爆弾を動かしていることに気づいた。赤のコードか、青のコードか。片方を切る直前で停電が起きた。私は刑事ドラマの結末を見逃した。爆弾は無事解体されたのだろうか。

          【ほぼ140字小説】㊾

          【ほぼ140字小説】㊽

          恨み骨髄  男は元妻を憎んでいた。恨み骨髄だった。復讐さえ誓っていた。だが、男は病に倒れ、他人からの骨髄移植が必要だった。幸いにもドナーが現れ、男は一命を取り留めた。そのドナーが別れた妻だったことを、幸いにも男は知らずに生きている。それは互いにとって幸福なことだった。

          【ほぼ140字小説】㊽

          【ほぼ140字小説】㊼

          怪物  二十世紀初頭に南極で発見された正体不明の大男の残骸から微量ながら未知のウイルスが発見された。このウイルスには死体を生者のごとく駆動させる機能があった。これを応用し、「安全な生きる屍」が作られた。自らの亡骸を弄ばれた無名の怪物はさぞかし不本意だったことだろう。

          【ほぼ140字小説】㊼

          【ほぼ140字小説】㊻

          判別機  人間そっくりの宇宙人が地球に紛れ込んでいる現代。とある科学者が人類と宇宙人を判別する装置を開発した。装置の試運転の日、この高度な機械は会場にいる者を全員人間ではないと判断した。それを見て、科学者は人間の定義を見直さなければならない時代が訪れたことを悟った。

          【ほぼ140字小説】㊻

          【ほぼ140字小説】㊺

          百面相  世界中で暗躍する怪盗「百面相」はその名のとおり百の顔を持つという。しかし実際はすでに千以上の顔を有しており、度重なる変装や整形の結果、自分の本来の顔を忘れてしまったそうである。現在、彼は怪盗としての活動の傍ら、自分の真の顔を取り戻すべく、世界一の名医を探している。

          【ほぼ140字小説】㊺

          【ほぼ140字小説】㊹

          魔法  ある邪悪な魔法使いが自分の魂を七つに分割し、七体の分身を作った。自分を含めて魂を八つに切り分けたわけだが、そうして不死身になった代償は大きかった。分身たちに蜂起され、本体は命を狙われるようになったからだ。自分同士のバトルロイヤルという奇妙な抗争が起きたわけである。

          【ほぼ140字小説】㊹