自由律俳句 #219
【斜面の雪がまだら模様に変わっていく】
毎日、見ている斜面の雪がだんだんと解けていく。
まだら模様に解けていく雪は、
いろいろな形に見える。
全体的には牛柄にも見えるし、
ここの部分はワンちゃんが口を開けているように見える。
だんだん、
だんだんと、
冬が解けていく。
次の日、
牛柄もワンちゃんの口も見えなくなっていた。
今シーズンの冬の句は、
もう少しで終わりかもしれないと、
見えなくなった雪を見ながら思った。
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