自由律俳句 #223
【春風とともに駆けていく子ども達】
仕事に行くため外に出ると、
近所の子ども達が遊んでいた。
そっか、春休みなんだ。
いいなー、元気いっぱいだなぁと思いながら、
出勤中に春休みを思い出す。
春休みって素敵だった。
外は程よい気温、天気も穏やか。
何より宿題がない。
これで、もうちょっと休みが長ければ最高だ。
でも、そう上手くはいかないことを、
子ども心ながらに感じていた。
何かわからない期待と不安と儚さを抱えて、
その日を全力で遊び尽くそうとしたあの頃を思い浮かべながら、
春風とともにまた吹かれている。
風は変わっていない。
あの日を思い出しながら
なんとなく、
今日はこれでも良いと思った。
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