２０２１年４月の趣味コーディング

先月趣味で書いたプログラムの、まとめ！

３月から引き続き、FoxDot（python言語によるライブコーディング環境）を触ってました。公式ドキュメントを読んでいたところ、何やら面白い記述を発見。

FoxDotのこの機能面白そう。自分自身を１小節後に呼び出すことでスケジュールを立てられる（コード例の不等号は向きが逆っぽい？） pic.twitter.com/mXJ0qloAV2

— ryotako (@ryotakob) April 6, 2021

実はFoxDotを使っていて、小節が4の倍数のときだけ特別な処理をしたい... と思うことはよくあったので、こういうテクがあると分かったのは嬉しい。

早速これをつかっていろいろ作ってみました。

def update(n=0):
print(n)
p_all.amp = 1 if n%4<2 else 2
p_all.bpm = 180 if n%8<4 else 360
p_all.root = 0 if n%8<6 else 4
if n%8 == 0:
print("Pattern Changed!")
p1 >> bell(PRand(-6,12)[:8],dur=1/2)
Clock.schedule(update, args=(n+1,))
update()#つぶやきFoxDot pic.twitter.com/sclolQcySI

— ryotako (@ryotakob) April 6, 2021

Clock.bpm=160
def update(n=0):
print(n)
K=[[3,5,7,11],[3,4,6,8],[2,4,6,8],[5,7]]
p1>>pads(P[K[n%4]],dur=PDur(3,8),hpf=1000,hpr=0.5,amp=[1,0][n<4])
p2>>spark(P(K[n%4]),dur=4,lpf=900)
d1>>play("[x*]- -")
Clock.schedule(update,args=(n+1,))
update()#つぶやきFoxDot pic.twitter.com/MOadF0qgVH

— ryotako (@ryotakob) April 11, 2021

あと、play()関数で音源を再生する際、アルファベットの各文字が何らかの音に対応しているのを利用して、"Tsubuyaki FoxDot"をベースにいろいろ鳴らしてみたり。

d1 >> play(P["Tsubuyaki FoxDot"].layer("reverse"), pan=(1,-1))
d2 >> play(P[["F", "oxDot"]], dur = 2, sample=1, lpf=2000)
d3 >> play(P("Fox","Dot").stutter(8), dur=PDur(3, 8), sample=3, pan=[(1,-1),(-1,1)])#つぶやきFoxDot pic.twitter.com/Rqk6WWEjal

— ryotako (@ryotakob) April 27, 2021

これはこれで、今までの音程指定のものとは違った趣き。デジタル音楽っぽい。

FoxDotの使い方については色々わかって来た... と思うのだけれど、肝心の音楽の知識がないので、やれることの限界を感じるこの頃。音楽の知識、というか、そもそも聞いてる音楽の量が足りない気がするので、インプットを増やしていきたいなぁ...

FoxDotを触る一方で、唐突にGLSLで不思議な模様を作りたくなったので久々に#つぶやきGLSLに挑戦。

#define f(v) fract(v.x-sin(v.y*.7))#define g(v) vec3(f(v.xy),f(v.yz),f(v.yx))
vec2 p=(FC.xy-.5*r)/r.y*10.;
vec2 q=abs(p);
vec3 c=g(g(g(vec3(p,12.*max(max(q.x,q.y+q.x*.7),q.y-q.x*.7)))));
o0=vec4(c*c.y,1);#つぶやきGLSLhttps://t.co/aWzz3wqjlS pic.twitter.com/yHFj6YmPCq

— ryotako (@ryotakob) April 8, 2021

最近の(初期から？)つぶやきGLSLは超絶技巧レイマーチングが飛び交う魔境と化している感もあるけれど、私のは「非線形変換を繰り返したら面白い模様ができることもあるよね」という発想に基づいた関数ガチャ方式。（sinとかfractとかlogとか適当に組み合わせて面白い模様になったらOKな方式）

上のツイートの模様も「当たり」だったのですが、さらにガチャを回したところ...

vec2 p=(FC.xy-.5*r)/r.y*9.;
vec2 q=abs(p)*2.,r=abs(p)*.1;
vec3 v=vec3(max(r.x+r.y*30.,r.y-r.y)*.1,length(p),max(max(sin(q.x),fract(q.x*.5+q.y)),fract(q.x*.5-q.y))*9.);
vec3 c=fract(v.xyz+log(v.yzz));
gl_FragColor=vec4((c*c.z-c.x)*1.8,1);https://t.co/iTFR1THw0U#つぶやきGLSL pic.twitter.com/h8JifhjzTT

— ryotako (@ryotakob) April 10, 2021

これは大当たり！

ただ、なぜこうなっているのかは作った私にも分からない！

模様を歪ませたりとか、周期的なパターンにしたりとか、色を調整したりとかは一応できるのだけれど、予測不可能な絵が飛び出すのが関数ガチャの面白いところ。

ちなみに周期的なパターンにしてみたのがこちら。

#define f(v)fract(sin(v*.09)+max(vec3(-1.5),log(v.yzx)*.2))
vec2 p=(FC.xy-.5*r)/r.y*3.,a=vec2(1,-.5),b=vec2(0,1);
vec2 q = fract(mat2(1,.5,0,1)*p);
p=q.y<.5?q:vec2(fract(q.x+.5),1.-q.y);
vec3 c=f(f(f(vec3(p,length(p-.2)*.5))));
gl_FragColor=vec4((c-c.x)*c.z*3.,1);#つぶやきGLSL pic.twitter.com/EgyZeDhx9Z

— ryotako (@ryotakob) April 11, 2021

壁紙の模様みたいになりました。

４月はFoxDotと、少しGLSLで関数ガチャした月でした。今月は、先々月途中で放置していたBlender入門に手をつけたいのと、シンセサイザのCSoundも気になっているところです。

以上、４月の趣味コーディングでした！