人生100年時代における「投資脳」の必要性
今日は僕がこれまで経験してきたビジネス経験や投資の実践から
『投資脳』
の必要性、実践例などを紹介していきたいと思います。
◆日本における将来の先行き不安
近年は、先行き不透明な日本社会に対する不安が
高まっています。
直近で定年を迎えた団塊の世代は
いわゆる"逃げ切り世代"と言われているように
一定額の年金が受給されます。
しかし、少子高齢化や日本の借金増加に伴い、
年金制度の崩壊も予想されており、
20~30代の若者世代においては
将来年金がもらえる確証は全くありません。
さらに、長らく不況によって
日本の高度成長を支えてきた大企業においても
最近は会社の業績が不安定であったり、
倒産する企業さえ出てきました。
◆必要となる老後資金は!?
追い打ちをかけるように、
今後ますます寿命が延びていき、
老後資金の不安が増大します。
現在は、
・男性の寿命:約80歳
・女性の寿命;約86歳
ですが、
夫婦2人の生活で
65歳以降に必要になる老後資金は、
最低限の生活で見積もって「1,700万円」
余裕のある生活を求めると「3,200万円」
必要となります。
(総務省、厚生労働省、生活保険文化センターのデータより。)
◆人生100年時代の到来
さらに、
今の30歳未満の世代においては、
「人生100年時代」がやってきます。
これは、2017年にブームとなった
リンダ・グラットン教授の
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』
で詳しく述べられています。
そうなると、
老後必要となる資金はますます増大します。
◆個人が活躍する時代へ
先に大企業においても
もはや安定は無いと書きました。
反対に、
近年は大企業の看板を持たない個人でも
活躍できる環境が整ってきています。
典型的な事例として、
ユーチューバーのような
個人が動画をアップロードして
多くの人に見てもらうことで
広告収入を得るモデルがあります。
それ以外にも、
ヤフオクやメルカリで物品販売したり、
ウェブを使った広告収入を得たり、
自分の時間を売れるような種々のインフラも
登場しています。
さらには、
NISA(ニーサ)やideco(イデコ)のような
税の優遇を受けられる制度が出現したり、
「投資商品」も手軽にネットを通じて
買えるようになりました。
このように、
副業としての「事業」や「投資」がしやすい
環境が徐々に整ってきています。
◆「投資脳」の必要性
そのような時代背景の中、
今後は「会社の看板」に頼るのではなく、
「個人の看板」で勝負していく時代に突入します。
これまでは、
なんとなく会社の指示に従っているだけで
人生が右肩上がりになる人も多かったですが
今後はもはや何ら保証はありません。
逆に、
仕事やプライベートを含めた日々の活動の中で
自己成長のためにお金や時間を投資することの
重要性が増していきます。
ここで質問ですが、
読者の皆さんは、
日々自らの成長を感じられるような行動をとったり、
将来に繋がる投資活動を行っているでしょうか?
ここでいう「投資」とは、
株式や不動産のような投資だけではなく、
読書、セミナーでの学習、
将来の収益につながる経験なども含みます。
日々の活動の中のちょっとした心がけの違いが
今後寿命がより長くなる「人生100年時代」においては
益々大きな影響を及ぼすようになってきます。
それは、次に説明する「複利の効果」からも
わかります。
◆複利の効果
人間の毎日の成長は複利で効果がかかってきます。
説明のため一つの事例を考えてみます。
全く成長しない人と、毎年20%成長していく人とを比べると
10年後にどれくらい差がつくでしょうか?
これは単純に「20%×10年=200%(2倍)」
というわけではありません。
1年後に、20%成長して120%となり、
2年後には、20%成長した120%に対して20%成長するので144%、
3年後には、144%に対して20%成長するので172.8%、
・
・
10年後には、なんと『約6.2倍』の差がつきます。
複利については、
「現代物理学の父」と言われるかのアインシュタインが
『複利は20世紀最大の数学的発見』
と語ったほど強大な力があります。
詳細な説明は別途詳しく書きたいと思いますが、
人生の中で日々の成長を心がけた行動を行うことで
複利の力を使って成長することができ、
全く何もしない人とは大きな差をつけることが出来ます。
その際に、しっかりと「投資脳」をインプットしていれば
複利の力を使って10年後に今の「6倍」の成長を遂げることも
可能となります。
◆まとめ
以上で説明したとおり、
「投資脳」の重要性が理解いただけたのではないでしょうか。
以降では、
仕事に役立てたり収入を上げたり、
日常生活をより充実しておくるための
「投資脳の育て方」
や
「投資脳の活用法」
を綴っていきたいと思います。