自己資本100%のREHATCHが独立して3年で、評価額2.35億円のOnepairをM&Aで買収した理由。
はじめに
REHATCH CEOの迫田亮太です。
今回、自己資本100%のREHATCHが独立して3年で、評価額2.35億円のOnepairをM&Aで引き継がせてもらいました。
SNSでご報告すること自体迷ったのですが、noteでまとめておこうと思った背景としては2つあります。
①REHATCHの方針をお伝えするため
REHATCHとして今後もM&Aの経験値を積み上げていく方針を知ってもらいたいと考えているため。
②スタートアップのM&A(買収)事例を増やしたい
スタートアップでも、M&Aの実施によって新規事業を生み出すための時間を効率化してチャレンジできる、といった事例を増やしたいと考えているからです。
人材・DRサービスをM&Aした4つの理由
今回のM&Aの決定としてなぜ人材マーケットなのか?なぜダイレクトリクルーティング領域なのかも含めてM&Aを実施した4つの理由について記載させていただきます。
マーケティング事業とのシナジー
REHATCHは、データ分析SaaSを基盤として企業のボトルネックを発掘し、そのボトルネックを解決するマーケ・セールス支援をメイン事業の強みとしています。
マーケティング領域でもAIやテクノロジーの影響は大きいですが、人の仕事が代替されるという話もある中で、大前提、事業作りは人がすべてだと身をもって痛感しております。
そのため採用プラットフォームを持つことで、自社への転職・業務委託・副業人材との接触ハードルを下げることができ、マーケ・IS・FS・CS人材の仲間集めを数百倍、効率化するシュミレーションイメージができたからです。
キャリアや人生の意思決定に携わりたかった。
思いとしては大きく2つあります。
1.仕事の意思決定における専門性を高めたい。
意思決定で世界をうごかす。というビジョンを掲げる会社ならば、人生で1番時間を使う仕事の意思決定における専門性も高めたいと思ったからです。
2.自分自身、仕事選びでベンチャー・スタートアップの選択肢をもっと持っておくべきだったと痛感したため
自分の考える範疇で仕事選びをした背景があり、もしもっとベンチャー・スタートアップに詳しい人に出会って相談できていたら、大手のコンサル会社に行かずにベンチャーやスタートアップに入社し難易度の高い事業を創る経験ができていたな、と今思っているからです。
成長セグメントであること
人材マーケットは5兆円の市場規模があります。34歳までの転職希望者数は344万人ですが、24~34歳までの転職者は75万人になっていて、アメリカよりも日本は1人あたりの転職回数が少ないのが特徴です。
転職市場に人材の流動性の課題がありますが、マーケの考え方として、効率の良い領域に、大きなリソースを割くべきといった観点があると思います。それと同じような視点で考えた時に、人材領域で日本全体をより良くしようと考えた時に、もちろん個人が輝ける場所を創出するのが大前提ですが、優秀な方々を成長産業・企業に流動化させることができたら日本全体としてもっと全体最適になり、世界と戦っていく体制をより強固なものにできると考えているからです。
その中で、伸びている1つのセグメントはダイレクトリクルーティングです。
プラットフォームを持たずに展開している企業はたくさんありますが、人材領域全体の市場規模で見るとプラットフォームを持って、独自性を築いている企業は少なかったため、優位性を持つことができると判断しました。
実際にREHATCHは自社での採用に関してもフルチャネルでダイレクトリクルーティングも、エージェントも活用しておりました。
そのダイレクトリクルーティング領域での採用効率の改善ができる点は色々とあると思うので、エージェント機能も取り入れながらこれからプラットフォーム強化を推進していくために、開発にもどんどん力を入れていきます。
WELL BEINGの領域に展開しやすくするため
一般的なWELL BEINGの定義としては下記です。
"Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会仮訳)"
肉体的にも、精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態にあることと定義されているWELL BEINGの領域で幸福量の追求もREHATCHが掲げる新規事業の構想の1つとしてあります。
満たされた状態を生み出す仕組みをサービスとして作りたいので人生の意思決定を科学するべきだと考えています。
幸福テックは全世界で750兆円の市場規模があるのでREHATCHでも事業チャンスを模索し始めています。
初期設計から世界を狙っていく事業も作っていきたいと考えています。
そのため、WELL BEINGの領域にも展開できる可能性を上げていきます。
事業開発を長期的な目線で見た時の逆算でHRのドメインを選定しているというのもあります。
理由は上記の4つの理由が大きい点となっており、全部をお話してしまうと長くなってしまいますので、まずは簡単なご報告となっております。REHATCH自体は、マーケと人材の領域を展開することによって、組織の攻めの意思決定を支えるグロースパートナーになりますので今後も仲良くしてもらえると嬉しいです。
人材サービスについて
新しいサービスについてはエージェント機能も追加しつつプラットフォームも強化していきたいと思っています。こちらのご説明は別途させていただきます。
今後も、M&Aや新規ソリューション創りの経験値をもっと積み上げていきたいと思っていますので皆さんぜひ仕事やプライベートでも情報交換をお願いします。