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ストレッチポール-腹横筋を促通させる切り札-


文献紹介

今回の参考文献はこちら💁‍♂️


腹横筋の前提知識

腹横筋はローカル筋であるため、体幹深部で腰椎の分節的安定性を制御している。また、四肢運動の基盤(フィードフォワード作用)となることから、重要な作用を持つ筋である。


文献要約

測定肢位は、A〜Cの3条件に分類した。

測定部位は、上前腸骨棘と上後腸骨棘間(赤線)の上前腸骨棘側1/3点(紫点)を通る床と平行な直線上(緑線)で、肋骨下縁と腸骨稜間の中点(黄点)とした。

結果は、以下の表1 に示される。

B-C間(上肢支持の)有無で腹横筋厚に差を認めなかった事については…

上肢支持なしでの姿勢保持では、体幹の回旋要素が含まれるため、内・外腹斜筋作用が腹横筋作用を上書きしたと考えられる。

ストレッチポール上に姿勢保持できるか否かを評価することで、腹横筋の収縮程度を評価できる。
また、抗重力子肢位である座位や立位と比較し、本法は背臥位での姿勢保持であるため、疼痛回避姿勢などの代償動作も生じにくい。(安全面からも有効)


まとめ

ストレッチポールの使用は腹横筋の収縮促通に有効であることが示唆された。

最近ストレッチポールにハマった。
腰椎前弯優位の方に指導することが多い。
コアを高めた上で、殿部や股関節伸展を促すと効果大。

ファンクショナルローラーピラティスの認定を取りたい。

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