無理に頑張らなくていいよ

フリーランスには定時がない。

フリーランスの良いところは、自分の裁量で、どれだけ働くかを決めることができるところだ。

上司もいないし、家で仕事ができてしまうから、決められた時間に会社に行く必要もない。

オフィスもないし、wi-fiとPCさえあれば、公園でも仕事ができる。

「自由でいいね」って言われる事が多いけど、自由には責任が伴うのだ。

そりゃそうだ。僕のミスは全て僕の信頼に直結してしまう。僕を守ってくれる盾はない。会社だと会社の看板に傷が付き、本人には直接影響はない。いや、影響はあるんだけど、会社に及ぼす影響の方がはるかにでかい。

でもフリーランスは、自分のミスは、自分の看板に傷が付いてしまう。だから、タスク管理が肝となる。基本的に企業さんとのやりとりは、ChatworkかSlackが多い。

未読のChatworkやSlackの大量のメッセージに気が滅入る時もある。返信しないといけないことはわかっちゃいるんだけど、気分が乗らない時のメッセージは気が滅入るんだよなぁ。

フリーランスはいつなくなるかわからない仕事に、不安定な収入と毎月戦っている。不安定な収入は心に悪くて、会社員時代の安定したお給料はほんとにありがたかったと今になって思う。

でもいつもよりもいい仕事ができたときやお金をたくさん稼げたときは嬉しい。それだけはいつまでも変わることがないんだろうな。

たまーに自分の方向性を見失ってしまうことだってある。自分の舵取りがうまくいっているときは、順調に物事が進むことが多い。でも自分がブレだしたら、どこに向かっていいかがわからなって、物事がうまく進まなくなる。

ほんとうは常に平然でいたいんだけど、気持ちが焦ると冷静な判断ができなくなってしまう。人間の感情なんて脆いから、1度崩れ出すとあっという間に崩れていく。

そんなときは些細なことでイライラしたり、全てにおいて沸点が低くなってしまう。

ネガティブになった時って、そこから抜け出すために、無理矢理にでも自分を鼓舞して、「もっと頑張らなくちゃ」っていう気持ちになるんだよな。

でも頑張らなくちゃって考えている時点で、もはや頑張れない。頑張ろうとすると、心と体が無駄に疲弊する。そしてそんな時に限って、仕事ではいつもいいものが生み出せない。

頑張ろうとするから頑張れないんだよなぁ。そんなことはわかってんだよ。でもやらなきゃいけないことがあるから、やらなくちゃならない。

だから「頑張れないときは、頑張らなくて良い」と思い切ることも必要で、僕には思いきる勇気が今必要だ。

好きな本を読んで、好きな音楽を聞く。お花について調べたりするのもいいな。無駄だと思える時間だって、心の回復期間だと思えば、無駄なんかじゃない。

無理に頑張ろうとするときじゃなくて、頑張れるときに頑張ればいいや。

そっちの方が自分らしいし、生産性も上がるような気もする。

疲れたときは思い切って休む勇気を振り絞ろう。

自分が疲れてしまったときや弱ったときは、弱い自分を認めてあげよう。

弱い自分もいていいんだよ。それが自分なんだよ。労わるべきは自分だよ。

この先何十年も一緒に過ごしていく自分なんだから自分で大切にしてあげよう。