人や自然の音が映し出す世界を拡げてくれるということ
基本的に好きな音楽を聞きながら外を歩くことが多い。たまに音楽なしで外を出歩くことがあるんだけど、外の音を聴くか、音楽を聴くかで見えてくる世界が全然違うものとなる。
いつもの道に、いつもの風景。あいも変わらず猫たちは道で寝そべっているし、子どもたちは公園でブランコに乗ってはしゃいでいる。
いつもと変わらぬ風景を横目に行きつけのお店へ足を運ぶ。
自分が聴く音楽はその日の気分で変えている。楽しい気分になりたいときは、ロックを聴くし、しんみりしたいときはラブソングを聴いている。
ある日AirPodsの充電がなくなったことがあって困惑してしまった。
音楽を聴きたいのに聴くことができない。だから諦めるしか方法はない。いつも聞いている音楽を聴くことができないということは、実に困ったもの。タイミングが悪すぎるし、きちんと充電をしなかった自分を責めることもある。
ずっとへこんでいてもキリがないから音楽なしで街に繰り出す。
外から流れる音。公園でバカみたいにはしゃぐ子どもたちの声。道路を颯爽と走る車の音。道で立ち止まって話すおばちゃんたちの笑い声。商店街のオリジナルソング。いつもの風景は音が付くだけで、映り方がまるで違う。
いつもの街に、いつもの風景。外から流れるBGMがやけに心地良い。普段は気にならないようなことも、BGMというお飾りが付いた途端に美しいものへと変化していく。
たまには音楽なしの生活も悪くはないなって思えた瞬間だった。
人の音が日常に彩りを加える。
いつも見ている景色はモノクロなんかじゃなくて、きちんと意味のある風景だった。
風景の彩りに気づかなかったのは自分で、そうさせたのも自分自身。
普段は音楽中心で生活をしているんだけど、定期的に外の音を耳にしようと思うそんな1日でした。
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