僕は天才になりたかった
僕は天才になりたかった。でもどうやっても天才にはなれなかったのだ。
何をやっても上には上がいることを知った。天才には何をしても勝てないんだろうなと絶望したりもした。
「ブログで1ヶ月で〇〇万円稼ぎました!」「開始半年で10万PV達成!」
現実世界には僕なんかでは到底勝てない化け物たちがめちゃくちゃ存在する。
「比べるべきは過去の自分だよ。」
それは僕からすれば、逃げの言葉で現実から目を背けるなんて真似は絶対にしたくなかった。
天才が努力を積み重ね、成果を上げていく。その一方で僕は結果を出せずにいた。そして研究と改善を積み重ね、少しずつちまちまと結果を出すことができた。
華やかな結果はまだ全然ないけど、継続した分少し結果を残すことができているから、僕は自分の自我をなんとか保つことができている。
天才に勝つには努力しかない。言葉で言うのは簡単だけど努力をするのは難しい。
簡単にできるのであればきっと誰もが結果を出せているはず。
天才が努力したらもう滅法勝ち目がないんだけど、それでも自分も負けず嫌いだからとことんまで食らいつく。
天才になれなかった僕は、天才に負けないように、できうる限りの努力をした。今もなお天才に勝つための道中だ。努力をやめることはきっとない。
やめてしまったら一生天才に勝つことはない。決して勝つことを目標にしてるわけじゃないし、僕は僕の納得いく結果をただ出したい。
そして、何を持って勝ちなのかなんてわからない。
でもやっぱり勝ちたい。これだけは譲れない。
ブログを始めた当初は、会社が終わってから家に帰らず、カフェで記事を書いたり、文章の勉強をしたりさまざまなことに手を尽くした。
あのときの僕は天才に追いつこうと必死だったのだ。ただ最初から成果が出るわけではない。
いろんな失敗もした。そのたびにへこむのではなく、なぜ失敗したのかを自分なりに分析した。あのときの経験が今の僕を形成している。
ときには眠ることさえ忘れて、明け方まで文章を書く夜も何度も何度もあった。
眠らずに会社に行くなんてしょっちゅうで、会社の昼休みに仮眠を取ることで体力を回復させる毎日を過ごしていた。
努力というよりは夢中だったのかもしれない。夢中になり、一度集中モードに入ると時間を忘れてしまうのが僕の悪い癖。
そして休日も文章を書いた。みんなが遊んでいる間も天才は努力をしていると思えば、なんにも苦しくなかった。
いや、天才に引き離されることが怖かったから少しでも負けないようにと、文章を書いていたのかもしれない。要は必死だったのだ。
自分には文章しかない。
そう信じて毎日こつこつと積み上げる。
僕から今文章を取ったらなんにも残らないんだろうなぁ。
今日も文章を書く。昨日も一昨日も文章を書いた。
おそらく明日も明後日も文章を書くことになるだろう。
今では文章を書くことが習慣になっている。
文章を書かなければもやもやするのだ。今はもやもやを取り除くために文章を書いていると言っても過言ではない。
うまく書けたと思えた文章ほど、拡散されなくて、適当に書いた文章の方が拡散されるなんてこともよくあった。
何が当たるかなんてわからない。80点だろうが僕は自分の文章を世の中に出していく。
天才になれなかった僕は、数を積み上げることでしか天才と戦えない。
凡人が努力を怠ったらもうおしまいだ。天才に勝つことなんて絶対にできない。
僕は自分のために、今日もいつもと変わらず、こつこつと積み上げていく。
やがて大輪の花を咲かせるために、今日もPCを開いて文章を書く。
「文章を書いて生きていく」と決めたから、どんなコンディションだろうがやり続ける。
どんなコンディションでも書いた文章でも、世の中に出してしまったものが今の人生の僕のベストだ。
自分が自分の身を守るための言い訳はもう捨てた。
凡人が天才に抗うためには頭と手足を動かし続けるしかない。
毎日の積み重ねがやがて大きな花を咲かすとそう信じて。
僕は天才じゃなくて良かった。
いや、ほんとうは天才になりたかった。
でももし僕が天才だったなら、文章を書くことの面白さに気づけなかったのかもしれない。
僕が天才だったら、んーそうだな。愛とやらで世界を救ったりしてんだろうなぁ。
圧倒的な才能を目の前にし、自分が天才じゃないと気づいたから、毎日文章を書き続けている。
そしてその結果、文章の楽しみや辛さを知ることができたんだよね。
今考えると凡人で良かったのかななんてことを考えるのでした。
僕の才能がここで限界だと言われても、そんなものは信じない。その言葉に従うつもりもさらさらない。
よく「継続力があるね」なんてことを言ってもらえるのだけど、それだけが僕の取り柄なのだ。
毎日こつこつ積み上げることが、天才に勝つ唯一の手段。
最近僕の文章を読んだ人からのありがたいことにコメントがくるんだよ。それが僕の励みになっているのは間違いない。
わざわざLINE@からコメントをくれる人もいて、本当にありがたい。
直接言われると恥ずかしくて、穴があったら隠れたくなる勢いだけど、すっごく嬉しいんだよ。
あなたのその一言に救われてんだよ。ありがとうな。ほんと。
あなたは今日何をしましたか?
やりたいことに向かって、こつこつ積み上げてますか?