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「プラットフォーム」は居場所作りに最適である

「Clubhouse」というSNSが世間を賑わせている。Twitterでは連日に渡って、トレンドに載り続けている。「Clubhouse」は聞くところによると、音声版SNSのようだ。誰かの招待がなければ、入会できない。取り残されたくないという人間の心理をうまくついている。入会の枠がメルカリなどで、売られているらしく、せこい商売を考えるものだなと思った。

様々なSNSで、「Clubhouseに招待してほしい」、「Clubhouseに招待されました」というつぶやきが散見されている。中には「招待してください」となかなか言えない人もいる。プライドが邪魔をしているのか、ただ単に言えないだけかはわからない。

SNSはコロナ渦で人に会えない寂しさを紛らわすのに、うってつけのツールだ。インターネットさえあれば、世界中の誰とでも簡単につながれる。コロナ渦の初期は、ZOOMが流行った。ZOOMが流行った理由は、遠く離れていても会話ができるからだ。それに加えて、当時は時間無制限で、無料で利用できた。でも、現在は無料でZOOMは45分しか利用できない。そんな中、新たに台頭してきたのが「Clubhouse」だ。

「Clubhouse」は招待してもらえさえすれば、ユーザー同士で無料で音声通話が可能。会話中は顔を見せなくていいため、ZOOMよりも参加のハードルが低い。ビジネスマンから大学生まで様々な年齢層の人たちがユーザーとなっている。

「Clubhouse」は「ながら聞き」が、できるのが特徴だ。ラジオや配信アプリが流行りつつあるのは、「ながら聞き」を人々が求めているためだ。アカウントを持った人が部屋を作り、そこで部屋の人と音声で会話ができる。会話に参加もできれば、非公開にしてしまうことができる。

アーカイブも残らないため、聞きたいトークは開かれている時間にしか聞くことができない。そのため、じぶんのタイミングで部屋から抜け出すことができず、可処分所得を奪われてしまう可能性が高い。TwitterやInstagramは、じぶんのタイミングでタイムラインを眺められるため、自制が効く。可処分所得を気にする場合は、「Clubhouse」は向いていないかもしれない。

自身は「Clubhouse」を利用していない。理由は、SNSに可処分所得を奪われたくないためだ。TwitterにInstagram、Facebookを活用しているため、これ以上の数のSNSは使用したくない。新しいものが嫌いなわけではなく、取捨選択した結果、利用しないという判断を下したまでだ。

とはいえ、招待があれば、使ってしまうかもしれない。すぐにブレてしまう。新しいものは面白い発見があるため、使用せずに批判はしたくない。こTwitterのトレンドに2日以上もずっと君臨している「Clubhouse」は、たくさんの人を惹きつける魅力があるにちがいない。

新しいプラットフォームが台頭すれば、その分、誰かの居場所が増える。プラットフォームの数だけ、居場所が増えるのは「居場所がない」と嘆く人にとってはチャンスでしかない。

これはSNSの恩恵で、じぶんの居場所は、多ければ多い方がいい。ひとつの居場所に依存してしまうと、ひとつの居場所がなくなった場合、じぶんの居場所がなくなってしまう。複数の居場所があれば、別の居場所に移動してしまえば問題が簡単に片付く。でも、ひとつしかなければ、また新たな居場所作りに勤しむ必要があって、それにはかなりの精神的負担と労力がかかる。

これは現実世界でも言えることで、所属するコミュニティは複数の方がいい。複数のコミュニティに所属することで、心理的安全が働かせ、孤独感を感じることなく、生活ができる。

プラットフォームが増えれば増えるほど、居場所を作れる可能性が高まる。「Clubhouse」の熱狂は、いつまで続くのだろうか。たくさんの人が楽しめるプラットフォームが今後もたくさん出てくることを心から願っている。

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サトウリョウタ@毎日更新の人
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