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「家族」にずっと、強い憧れがありまして

ずっと、コンプレックスに思っていることがありまして。

それは、家族に強い憧れがあるってこと。

学生時代に家族関係に悩んでいて、悩みと衝突するたびに、普通の家族になりたいとずっと思っていた。普通の家族の形に憧れ、普通に学校に行って、普通に家族行事をして、普通に家族で笑い合いたかった。

そんな思いとは裏腹に、僕は世間一般が思い描いている普通の家庭とはかけ離れた生活を送ってきました。16歳からずっと働き続ける日々を過ごし、やりたいこともお金が原因で諦めざるをえない状態だ。

周りの友だちが遊びまわる中、必死に歯を食いしばって、生活費を稼いでいた。朝も昼も夜も仕事をして、寝る間を削って働き続け、家族に生活費を渡す生活。だから必死に働いても、手元に残るお金はごくわずかで、ご飯を食べられない日々もあったし、知り合いや友だち、当時の恋人にご飯を食べさせてもらうこともあった。

普通に学校に行って、普通に家でご飯を食べることができる。そして、困ったときは家族が助けてくれるそんな何も苦労せずに、生活している人をうらやましいと思っていた。そして、恋や友人関係、進路のお悩みを聞くたびに、「実にくだんねぇ悩みを抱えることができて幸せだな」って本気で思ってしまうぐらいには、ひん曲がっていた。

旅行やお花見、キャンプなどの家族行事を行った記憶もほとんどない。何不自由なく暮らす家族に嫌悪感を覚え、ないものねだりばかりをしていた。

普通の生活をしたかった。贅沢なんてまったく求めていない。

お金がなかったら家族に頼って小遣いをもらえるとか。家に帰ればご飯が用意されているとかそういうただ普通の家族としての生活がしたかった。

だからこそ、家族には人一倍強い思い入れがある。もしも自分に家族ができたときは、絶対に普通の暮らしを実現させたい。そして、自分が家族と一緒にできなかったことを、自分の家族と一緒にやりたいなって強く思っている。

自分の子どもに「俺の妻だぞ」ってドヤ顔で言ってやりたいし、1番好きな料理を聞かれたときは、「妻の手料理」って間髪入れずにドヤ顔で答えてやりたい。友だちに妻のことを自慢するし、もちろんの子どものことも絶対に自慢したい。

子どもとペアルックもしたいし、キャッチボールやサッカーも一緒にしたい。クリスマスはサンタのふりをしてプレゼントをあげたいし、誕生日もちゃんと祝う。肩車をして子どもにディズニーのパレードも見せてあげたいし、海外旅行や国内旅行にも連れて行ってあげたい。そして、綺麗な景色や楽しい体験をなるべくたくさんさせてあげたい。

子どもがやりたいことはなるべくぜんぶやらせてあげたいし、子どもの可能性を摘むのではなく、広げてあげられる親になる。そして、子どもだけでなく、妻にも好きなことをさせてあげたい。「お金のことは俺がなんとかするから気にすんな」って言ってあげたい。その代わりにたまにちょっとだけ甘えさせてほしいし、妻の笑顔をずっと隣で見させてほしい。

些細なことで笑い合えるよう努力もするし、直してほしいところもなるべく直す努力もする。僕と一緒になれてよかったって絶対に言わせるし、2人の出会いが運命だって勝手に言い張っていたい。

とにかく自分が子どもの頃にできなかった家族で、できることを家族にしてあげたい。だからきちんとお金を稼ぐし、仕事面でのスキルアップも頑張る。めんどくさいこともたくさんあるし、喧嘩もするだろうけど、なんとか家族で協力して乗り越えていきたい。

僕には、家族に強い憧れがある。でも、家族で暮らしていたあの日々が、不幸だったとは僕は思わない。他人に優しくすることの大切さをといてくれたのは母だったし、諦めない粘り強さを教えてくれたのは父だった。だから自分の過去を否定するつもりもないし、僕はあの家族の元で生まれてこれて本当に良かった。

だからこそ家族のみんながちゃんと幸せだと感じられる家族を築き上げていきたい。まあ、でもその前にお相手を見つける必要があるんだけどね、、、

その話はとりあえず置いといて、自分と一緒になった人はめちゃくちゃ幸せにしてやるから覚悟しとけよって気持ちです。

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サトウリョウタ@毎日更新の人
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