「どんな仕事をするか」よりも「誰と仕事をするか」
「どんな仕事をすればいいかわからないんです」
そう悩む人が増えてきている今日この頃。どんどん増えていく仕事に淘汰されていく仕事。
仕事にはたくさんの種類がある。どんな仕事も社会をよくするためのもので、そこに優劣なんてものはない。
「社会を今よりも良くする」
なんてことを考えていなくたって、どんな仕事も何らかの形で、社会貢献へと繋がっている。
需要のない仕事は淘汰され、需要のある仕事は重宝される。この流れは昔から変わることのない揺るぎない事実。
「どんな仕事をするか」
仕事選びってほんとうに難しい。色んな人の仕事の相談に乗った経験があるけど、いまだに最適解は導き出せていない。
僕が就職活動をしていた時は、仕事の内容も職種もほとんど理解しないまま就職活動をしていた。
黒のスーツが嫌で、ストライプのスーツで就職活動に励む毎日。社長に直接連絡を入れ、直で会ってもらったりなんかもしたこともある。
仕事の話を聞けば聞くほどわからなくなる自分のやりたいこと。
「結局どんな仕事がやりたいんだろうか?」
結局仕事内容よりも、「自分がどうなりたいか」を真剣に考えて、仕事を選んだ。
成長を求めて、ベンチャー企業に入り、テレアポに勤しむ毎日。断られ続け、やっと取れた念願のアポ。
新卒という理由だけで、先方から気に入られることもあった。
でも若さとやる気しか武器を持たなかった僕は、新卒2ヶ月で僕は最初の会社を辞めてしまった。仕事には若さとやる気はなんの役にも立たなかったし、やることはむしろ当たり前だということを知った2ヶ月。
若さとやる気と勢いだけで仕事をしようとして、「仕事のことなんて何1つわかっていなかったな」と心の底から実感した。
仕事というものは実際にやってみないことには、辛さも喜びもやりがいも何ひとつとしてわかりっこない。
仕事の辛さや喜びやりがいというものを知ることができたから、僕の中できっと新卒2ヶ月で辞めたことは無駄なんかじゃない。
新卒2ヶ月で転職して、そのまま会社員を4年ほど続けてきた。会社員をしながらも違和感を抱いたまま時間を過ごしていて、なんか違うなと思って、試行錯誤を繰り返す毎日。
その中で色んな人に出会ってきた。輝かしい功績を持つ人。自分がどうすればいいか悩む人。光と闇を垣間見たようなそんな気がして、「彼らは何が違うんだろう?」って考える日々。
答えは出なかった。ちなみに今も答えを導き出せていない。
僕は会社員の傍ら副業としてブログだったり、ライターであったり、お店の運営をして、去年の8月にフリーランスとして独立した。
「どんな仕事をするか」
確かにどんな仕事をするかは大切だ。僕は今文章を書いたり、誰かの広報のお手伝いをさせてもらっている。
仕事で忘れてはいけないことは、目の前の人を喜ばせること。目の前の人を喜ばせることができないことはやりたくない。
どんな仕事をしたいのかについて悩むことは必要だし、その時間が自分のことを成長させてくれることは間違いないよ。
誰だって自分にとって意味や価値のあることを仕事にしていたいよな。時間は有限だし、いつか終わってしまうから、無駄にしたくないというのが本音。
でも仕事なんてやってみないことには、何にもわかりやしないというのが僕に持論だ。
どんな仕事をするかも大切だけど、最近は誰と仕事をするかの方が大切だと思うんだよ。
どれだけ素晴らしい仕事をしたとしても、その喜びを分かち合える人がいなければ、虚無感しか残らない。
喜びを分かち合える人と一緒に仕事ができれば、究極は仕事内容はなんだっていい。
なんだっていいというのは流石に言い過ぎかもしれないけど、仕事は誰かが喜ぶものやことを届けることだという認識だから、誰かが喜ぶことであれば、仕事内容はなんだっていい。
誰と仕事をするか。
もちろん自分が好きな人と仕事をできればベストだ。
好きな人たちと一緒に誰かが喜ぶ仕事ができるように、今後も模索していこう。