生きてればそれでいいよね

今日もなんとか生きていて、だらだらと時間だけが過ぎていく。

エッセイやクライアントワーク。日銭を稼ぐためのアルバイトや友人との遊び、そして、週に1回は絶対に行う夜の公園のお散歩。

自分のしたいことをしながらなんとなーく生きているのだ。

ありふれた日常の中にほんの少しだけ彩りを加えたりすることで、華のある生活を送ろうと決心することだってあるし、失敗にへこんだりもするし、好きな人に会いたくなって我慢して寝る夜もある。

ふとしたときに生きることに意味を見出そうとしては、その度に意味がないことに気づき、そんな意味のないことをなんども繰り返す。

「やりたいことがないんです」「生きることがしんどいです」

不意に届く相談に、虚を突かれる。みんな同じような悩みを抱えてるんだろうなって思いながらも、誰かの相談に乗ったりなんかしている。

「しんどいのはみんな一緒だよ」

なんて正論をかざしてたところで、心の響くものは1つもないし、共感をしたところで、今はそれじゃない感を出されてしまうこともある。

うんうんと話をただ頷きながら聞くことだってあるし、前向きなアドバイスをすることもある。

ただ聞いてほしい時もあるし、適切な言葉や背中を押す言葉を求めてることもあるから、相談に乗るのってほんとうに難しいよね。

人の悩みに寄り添うのは難しいし、根気のいることだ、中途半端に関わるぐらいなら、関わらない方がいいだろうし、人間関係ってのはほんとうにめんどくさい。

人間は大小関わらずみんな悩みを抱えてる。

悩みと向き合いながらも時間は過ぎていく。

そして、今日もなんとか生きている。大義名分があればそれは嬉しいんだけど、なくたって生きていける。

生きてればそれでいいよね。

明日も明後日も明々後日もなんとか生きていけたらいいなぁ。