【ガジェット】受験Brain PW-GX500は辞書にも電子書籍リーダーにもなる
受験Brain PW-GX500、Amazonで1100円だったので購入。
以前は5000円前後だったんですよね。
珍しく安値だったのでポチり。
この機種はあまり中古のタマ数が多くないみたい。
1000円ちょっとのモデルが2台出ていて、僕が買ったあともう一台も売却済。
5000円台に戻ってますね。
5000円台は売れない気がする。
5000円じゃ売れない
→ちょっとずつ値下げ
→1000円台ですぐ売れる、を繰り返してそう。
メルカリでも1000円台で出品されてます。
Amazonだと万一の時の返品ができる点は安心。
僕がふだん愛用しているこちら。
サクサク動いてバッテリー鬼持ちして頼れるやつ。
もともと高校生モデルでタマ数も多い。
ふだんは2000円ほどで余裕で買えます。
が、ここのところこのモデルもやや高め。
2010年前後のシャープ電子辞書ブレイン、穴場だと思うんです。
この時代のブレイン、作りがめちゃくちゃいい。元は3万円以上したものだし。
画面もいい。フリッカーがない。
それにくらべて同時期のカシオ製はスマホでスロー撮影するとフリッカーが映りこみます。
手持ちのカシオのモデルは古典文学1000作品以上はいっていて、吉川英治読むぞ!って暫くすると目がシュパシュパします。
ディスプレイものは事前にスマホのスロー撮影でとってみて確認してください。
2010年前後のブレインが好きすぎて、何台だろう、もう数え切れないほど持ってます。
今回のPW-GX500、じつは前から気になっていたモデル。
なんと電子辞書なのにキーボードがついてない。
通称が受験ブレイン、受験に特化したモデルで予備校の動画閲覧を主にしているよう。
そのためハードディスクも当時としては余裕の1GB。
キーボードがないため重さも220gとやや軽い。
6インチのスマホを一回り大きくしたサイズで、画面は一回り小さくした感じ。ベゼルの太さに時代を感じます。
主な辞書はスーパー大辞林3.0、新漢語林、オックスフォード英英辞典、ジーニアス英和和英辞典。
これくらいあれば日常使いには十分です。
あとは受験向けのコンテンツが詰まってます。
キーボードがないから操作しづらいか、と思いきや、意外と便利。
タッチパネルができて、ほか操作は画面両脇のボタンを押す形式。
ペンタッチでの操作なんだけど爪先プッシュでタップできるし、文字入力もできる。タッチというより画面を押しこむ感じ。
辞書の検索は検索窓をタップすると手書き入力画面が出てここに直接入力。
タッチペンは面倒なのでこちらも爪先で。案外正確に入力できます。
何か検索したいワードがあれば、
電源ボタン長押し→辞書マーク、一括検索窓タップ→手入力で検索可。
慣れるとこれもいい。入力がはやい。
専用カバーを取っ払えば、他のブレインの最初パカっと開ける作業が省略できるのがいい。
ちなみに専用カバーは劣化してボロボロでした。
あと、PW-GX500に期待してたのはテキストリーダーとしての機能。
ヤフオクで青空文庫全データをブレイン用に編集して販売してる方がいます。
じつは青空文庫のデータって無料でダウンロードできますが、
でもいざやってみようとすると、色々面倒。
で上の方のデータを購入しました。
全体の17,300作品をベースに、収録されていない作品は追加していってます。
たとえば、吉川英治著『親鸞』は青空文庫ページからテキストデータをダウンロードして追加しました。
このテキストファイル、本当は目の疲れにくいEインクのKindle端末で読みたい。
Kindle端末、現行モデルめちゃ高いですね…
僕のつかってるモデルは第8世代でいまだ現役です。
青空文庫17,300タイトル、Kindleでは読めないことはないけど、タイトルが多すぎて動作がもたつく、検索できない、などなど意外とストレス。
Kindle端末で読むのなら個別に青空文庫の読みたいタイトルだけを都度アップロードするのがいい。
一方、ブレインはさすが元々Windows機だけあって、全17,300タイトルまるまるマイクロSDカードに入れてもサクサク読めます。
カバーを外すとPW-GX500本体はタブレット型。
なので青空文庫のテキストファイルを片手で読めるんじゃないかなと。
実際やってみました。
なめらかフォント対応なので文字は読みやすい。
SDカードにいれた青空文庫データ約600MBもサクサク動きます。
設定で縦読みも横読みも選択可。ルビあるなしもできる。
一点気になるのは、ページ送りがしづらい。
ページ送りするのに画面右上の米粒ほどの↑↓ボタンを押さなきゃならない。
慣れると爪先でもめくれるけど、ちょっとやりづらい。
PW-GX500はキーボードがない分、他のブレインよりかさばらなくて読書にいいかなと思ったんだけど、うーんまあまあ。片手でページ送りができたら最高なんですが。
ページ送りのボタンがちいさすぎて、いまは→ボタンで1行ずつスクロールしてます。このやり方だと片手持ちOK。
まずお値段的に1100円で辞書一式+テキストリーダーアンドモア(多分使わないけどMP3とかPDFとか)+オフライン環境。
そうオフライン環境が手に入る!
本を読めてサクッと辞書をひける。しかもオフラインで。広告なしで。
最高じゃないですか。読書の時はあれこれしない。SNSもYoutubeもみない。突然あらわれるCMもみなくていい。
これ1100円で手に入るんですよ。
だから10年落ちくらいのブレインは最高。
というわけで、PW-GX500、ちょっと変わり種
ですが、気に入りました。
PW-SH1のほうが情報量は圧倒的に有利。
でも残念ながら僕のPW-SH1は画面焼けしていてテキストを読むのはちょっと不向き。
こちらは自宅用検索メインでつかってます。
一方で、持ち歩き用で青空文庫を読むときはPW-GX500をメインに使ってます。
どちらも中古並品(経年によるユーズド感があるもの)で2000円前後が狙い目かと。