【コスパおばけ】②Nikon D70、D70S 2024年に価格がバグってるアイテム【ニコン】
前回まで。
コスパおばけ②
それはニコンD70。なにせ2004年モデル。
後継機のD70Sは2005年製。
D70は20周年のモデルである。
でもこれがまだじゅうぶん使える。
非常に売れたモデルなのでタマ数も多ければブログ等の情報も多い。そしていまだ愛用しているファンも多い。SNSでD70で検索するとたくさんの愛好家のポストがみれる。
古いモデルでも情報が多いぶん安心です。
僕ははじめてのデジイチがD60。2008年モデル。
こちらのレンズとともに。
当時新品で買ったんだけどいまだノートラブルで使えてます。
PENTAXのKシリーズ、OLYMPUSのPENシリーズ、富士フイルムのX-T2、SONYのαシリーズなどなどひと通り使ってみたものの、やっぱりD60から生まれる写真が好きで。
最近中古のD70、D70Sを買ったんだけど、これまたいい。
ネットのレビューでは、今更〜、とかスペック低くて云々、などなど色々言われてますが、一般的なユーザーはこれ一台で十分なスペックだと思う。海や夜などメインでつかうとか、戦闘機撮るとか、ちょっと特殊な撮り方をしない限りは。
ただ流石に20年選手、いろいろ癖はあります。
記録媒体がSDカードではなくCFカードということ。
これはAmazonでまだ買えます。
CFカード、むしろ今では高値です。
が、こちらはわりとリーズナブル。
D70用に購入しました。
問題なく使えてます。
D70はRAWで撮っても一枚5MBほど。2GBあれば十分。
手もとのD70には(RAWで)あと300枚撮れるって表示されてます。
グリップがベタベタすること。
レトロ家電、精密機械、車などにあるある。
これも無水エタノールでていねいに拭けば落ちます。
CHR病というエラー表示が出る。
価格.comの口コミやブログをみれば解決します。
僕もボディ下部を精密ドライバーであけて対策したら解決しました。
下のリンク先がわかりやすい。
CHR病、CFカードの出し入れが原因らしいので、データ移行はPCーD70間でUSBケーブルを使ってます。
あとボディ内部のセンサーの汚れ。
これもYoutubeで掃除の仕方が出ています。
中古ボディが数千円で買えるし万一失敗しても痛くはない。
むしろD70のおかげで自分でセンサー清掃をするようになりました。
どうしても気になる人は業者にお願いするって手もあるけれど、D70ボディと同額かそれ以上の金額がかかると思う。
あと20年選手のD70で気になる点は、最新のハイエンド機とくらべたら、連写が1秒3コマとか、ISOが1600までとか、今のカメラとくらべるとロースペックです。
が、フツーに撮るぶんにはD70、十分ですよ。
僕の腕前ではD70じゃダメだって欠点がみつからない。
夜でも明るいレンズつければなんとかなるし、連写も1秒3コマでなんとかなる。
逆に1/8000秒でシャッターが切れるとかプロ仕様かよ。
現在は中古で3000円前後で入手できそう。僕はヤフオクでD70、D70Sそれぞれ送料込み3500円ほどでした。
一眼レフなのでボディだけでは撮れません。
で、レンズなんだけど、フィルム時代のレンズでも十分綺麗に撮れるんです。
たとえばこちら。Ai AF NIKKOR 24-50mm f3.3-4.5S。
これまた1987年製というレトロなレンズ。
僕もつかってます。
よく撮れます。なんだか懐かしい感じに。
こちらなんてAmazonで中古で2000円から。
D70とこのレンズ。
夜の室内でこんな感じ。
古くて安いカメラやレンズ。
なかにはカビ混入のものもあります。
考え方によるんだけど、僕は気にしない派。
新品の高額なハイエンド機種と同じ防湿庫や防湿ボックスに入れるのはためらう。
でも写りに気にしない程度だったら、3000円のD70と2000円のレンズでバシャバシャ撮って使い倒してしまえばいい。
多少のホコリ混入でも写りに影響しなければOK。本当に安く済ませたいんだったらホコリが写り込んじゃうほどのものでも、後でレタッチするって手もあります。
レタッチはスマホの無料アプリでも十分。
話は戻ってこちらのレンズ。
Ai AF NIKKOR 24-50mm f3.3-4.5S。
ちゃんとオートフォーカスもF値設定もカメラ側でコントロールできる。
さすがボディ内モーター付きのD70。
レンズは1987年、カメラボディは2004年。
時代を超えて使えるって、Nikonの良心だし企業努力だし素晴らしいことだと思う。がんばれNikon。
このレンズ、ななんと2000円から買えます。
あとフィルム時代のニコンのレンズ、安いのがたくさんあります。
しかもベーシックモデルのレンズも、さすがのニコンの写りです。
安くて写りのいいレンズ、ググればたくさん出てきます。
そして中古の良品のD70を4000円くらい、CFカード1300円。
全部で7300円。
バッテリーもなければこちら。
全部そろえたとしても1万円でお釣りがくる。
これは素晴らしい。
これからカメラを勉強したい人やカメラ初心者の人。
たとえばこのセットはどうでしょう。
カメラの使い方も非常にシンプル。
手ぶれ補正なんかないから、きちんと構えも学べる。
オールドカメラに慣れてるとシャッタースピード1/15秒も怖くない。
D70は古いけど、山岳地帯でも鳥取砂丘でも壊れなかったっていうレビューがあるくらい堅牢。
日常で使う分にも問題ないでしょう。
たとえ故障したとしても値段が値段。
しかも中古のタマ数は豊富だし、レンズは他のニコン機でも使える。レンズは資産になる。
なによりD70、D70s、バッテリーが鬼もちだぞ!
公式では、D70の電池寿命の目安 約2000コマ!
うちのD70についてた20年前のバッテリーですら使っても全然減らないぞ。
チェックしてもなお、撮影当日バッテリー切れ!ってよくあるウッカリさんも安心です。
これだけのカメラとレンズが数千円で買えるって、例え古いとしてもカメラとしての性能を考えると、ほんとバグだと思う。
最新の機種をボディ、レンズ、アクセサリーと大枚叩いて購入するって正規ルートもあるけど、注目を浴びずにひっそり埃をかぶっているものを安く仕入れて軽く磨けばピカピカに輝いてそれを存分に長く楽しむって手もありありだと思う。
そして上達したらニコン最新のハイエンド機を買おう!こんな素晴らしいカメラを20年前に作っちゃってるニコン。
がんばれ僕らのニコン!
こちらの方のブログも読んでるだけでワクワクします。
うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。