ポメラ復活のつづき(不調の原因がわかったか)
電源が入らない、キーボードのbが打てないと、とうとうわがポメラDM5の寿命ができたと思っていたけど、じつはまだピンピンしてた。フツーに使える。
そう気づいて嬉しくってまたポメラをつかっている。
でも調子わるかったものが何もせずに良くなるなんて、という不安もある。
昭和のテレビじゃあるまいし叩いてなおるものではない。
またすぐどこか具合悪くなるかも。
そもそもこのポメラDM5、2010年製なのだ。一般的にはどこか不調でもおかしくない。
ポメラ復活後2回目のキーボード展開の儀式を終え、電源も無事はいり、入力スタート。いまこれを打っている。
おお、今度は↓ボタンが反応しない。
そして前回なおったばかりのbもまた打てなくなっている。
やっぱりね~。
↓ボタンについてはメニュー画面でメインにつかっていて、↑を押すことで1周まわって選択できるからまだいい。
bは困っちゃうよな。
そんなに打たないけど、bがつかえないキーボードってまずいだろ。
bbbっと連打したら、b打てた。
bが打てて、あ!と気づいたことは、もしかしたらご老体DM5に過剰な優しさはいらないんじゃないかということだ。
DM5がオールドガジェットであることを意識しすぎて、超超ソフトにタッチして、ソフトすぎてbが打てなかっただけなのかも。
昔のキーボードあるあるで、ボタンのはめ込みが弱かっただけかも。
↓ボタンもbボタンもちゃんとした強さで打つことで、現状問題なく打てるようになった。気がする。
もしかしたらこれまでのポメラ故障案件は杞憂レベルだったかもしれない。
まじかよポメラ。おめえタフすぎっぞ。
というわけで今晩もちゃんと気持ちよく、目に優しい白黒画面でポメラは稼働している。
うん、これだよ。これでいいんだよ。
DM5が不調になったときネットで原因を検索したんだけど、ある人のブログで、DM5は当時売れなかったけど、無駄な機能を省いたシンプルなDM5こそポメラらしいのではないか、と主張していた。
ものすごく共感できる。
なによりこのポメラ、加水分解によるあのベタベータがないのよ。
だいたい樹脂パーツって10年もするとベトベトねちょねちょさわると気持ち悪い。
はじめた買ったポメラもラバーコーティングされた表面がベタベタで残念なことになってドナドナした。
DM5はそれがない。それだけでも中古機として価値がある。
もちろんシンプルなワープロ機としてじゅうぶん使える。
今回、まだまだ耐久性もありそうなことがわかった。
いまからDM5を買うのはチャレンジャーともいえるけど、とりまコンパクトなテキストエディタとしてポメラをいじりたい人は、程度のいいDM5があれば、いい選択かもしれない。
万一不調機をつかまされた時を想定して、そうだな、2000円以内だったら妥当じゃないか。
それでもし長くつかえたらもうけ物だ。
あと、ヤフオクだとDM200が中古で2万円以下くらいが相場のようだ。
まめにチェックして1万前後で買えたらいいんじゃないか。
あと、今週末に届く予定のシャープのブレイン。
電子辞書なんだけど、テキストメモ機能が内蔵されているという。2010年当時話題だったポメラを意識してるともいわれてたみたい。
ポメラみたいな一応ノーマルキーボードがついているわけではなく、あくまでローマ字+ちょいの簡易キーボードだから、句読点や改行など慣れるまでは入力に癖があるという。
でも使い方によっては外出先で立ちながら両手打ちするのに良さそうと期待している。
あと、さらにブレインのすごいところは稼働時間が100時間を越えるらしい。
しかも単三電池二本でってところも汎用性高くてにくい。専用バッテリーだと後々めんどい。
という、第二のポメラの可能性を秘めているらしく一部のコアなファンもいるらしい。
さてさて、とりあえずしばらくはポメラは元気に動いてくれそう。
さらに週末にはブレーンという新しい仲間も増えますよ。どんな感じでしょうか。
なぜこんなにモバイルのテキストエディタにこだわるのか。
自分でもよくわからないけど、どこにいても気が向いたときササッと書けるっていいなって、noteやっている人全員の夢じゃないでしょうか。
あと、スキマ時間に文字を打つって、癒しです。自分の中の思いを文字にするって。あやふやなモヤモヤなものに形を与える行為というか。思いをアウトプットすることで生ずる癒しの効果がいま最もモチベーションになってます。
あと、ガジェット好きなんでしょうね。しかも現行モデルよりはちょっと前のもの。枯れた技術がつかわれているもの。古くてちょっと不便で誰も価値を見いだしていないもの。
そういうどちらかといえば日の当たらなくなった物のなかから価値を見いだすって楽しい。
このポメラDM5が好きなのもそういうところがあるからかもしれない。
ではではこの先どうなることやら。それでは待て次号。