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11/13「死にたい夜を超えて」
顔のぶつぶつがまだ治らない。これがかゆくて、辛くて、昨晩は明け方近くまで眠れなかった。
時間だけが過ぎていく
何度も時計を確認する。寝られるはずだった時間から、1時間、2時間、3時間、4時間と遅れていく。
睡眠がとれなければ、病気の治りも遅くなるだろう。今晩でかなり治ると期待していたのに、その希望が闇の渦に飲み込まれていく。
ただ時間だけが過ぎていって、何も進歩がない。進歩を感じられない。そのことに気づいて、気が狂って発狂しそうになる。
スマホという希望の残りカス
しばらくは寝付けないことをあきらめて、孤独の闇と向き合うのだが、しばらくするとそれに耐えられなくなって、スマホに手を伸ばす。こんなことを何度も繰り返した。
そこには、本当は特に見たくもない、ユーチューブの動画や、文章が映る。そんな雑多な他人の表現を、特に選別することもなく流れてくるままに、眺める。
それもしばらくするとやりきれなくなり、あるいはなんだか次こそは寝付けるような気がして、スマホを手放す。こんなことの繰り返しが延々と続く。
「死にたい」
そう何度も心の中で、あるいは時折口に出して、つぶやいた。
もはや目的などなかった。そうしなければ、とてもやりきれない、本当に気が狂って、すべてを棄てて自分が自分でなくなってしまいそうだった。そうしなければ、やりきれなかった。
本当に死にたかった。このまま消え去って、今感じているすべての苦痛から逃れてしまいたかった。死んだところで、本当は何も終わらないのかかもしれないが、そんなことも今はわからないし、もはやどうでもよかった。
昨日の夜、僕は本当に死にたかった。朝になると、なんだかまたすべてが新しくて、忘れてしまいそうになる。それは忘れるべきことなのかもしれないけれど、昨日の夜、僕は確かに死にたいほどつらくて、孤独で、どうしようのない夜を過ごした。
所感
途中から、感情をおもいつくままに書き出した。少しすっきりした。こういうのも必要なのかもしれない。もし最後まで読んで後味の悪い嫌な気持ちになった人がいたらごめんなさい。
世界は簡単そうに回るけれど、こんなにもつらいことというのが、あるのだ。それは、確かにあったんだよな。