見出し画像

普通列車で東京から北海道・釧路へ(1日目)

 3日間有効の「秋の乗り放題パス」を利用して、東京から北海道の釧路まで旅をします。

 1日目はひたすら乗り続けて青森に宿泊、2日目は青函トンネルをくぐって北海道に入り、待ち時間を利用して紅葉の大沼を散策、苫小牧まで行き、3日目は夕張に立ち寄って釧路まで脚を延ばします。

 東京から盛岡へ

 2017年10月17日(1日目)

 東京から北海道へ、鈍行列車で行ってみたいと思っていた。

 もちろん一本で直接行ける列車はなく、10回くらい乗り継がなければならないのだが、ゆっくりと時間をかけて行ってみたい。

 上野で7時57分発の快速ラビット・宇都宮行きに乗る。この列車に乗るのが、乗り継ぎが最もよい。

 この先は長く、通勤・通学時間帯でもあるのでグリーン車で宇都宮まで行く。

上野

 宇都宮に着く前にトイレに行っておく。グリーン車に乗ったのはそのためでもある。

 9時27分に宇都宮に着くと、4分後に発車する黒磯行きはすでに入線して、慌ただしく乗り換える。席は空いていなかった。

宇都宮

 那須高原への入口である黒磯に10時21分に着き、10時25分発の新白河行きのディーゼルカーに乗り継ぐ。ディーゼルカーになると地方に来た感じがする。

黒磯

 福島県に入って新白河でふたたび電車に乗り継ぐ。電車の形式はよく分からないが、車窓の見れない退屈なロングシートは疲れる。

新白河

 11時32分に郡山に着くと8分後の列車に乗り換え、二本松をへて福島へ向かう。その昔、二本松の岳温泉から安達太良山に登ったことを思い出した。

郡山

 福島に12時28分に着いた。12分の待ち時間があるので、とりあえずトイレに行っておく。

 仙台シティラビット5号という快速列車に乗る。座りっぱなしで腰も痛くなってきた。大都市の仙台が近くなると車内は混んで来て、13時55分に仙台に着いた。

 次の列車まで40分あるので、ようやく昼食にありつけるが、それほど時間に余裕はないので、立ち食いそばで済ませる。

仙台

 仙台14時35分発の列車に乗り、小牛田と一ノ関で乗り継ぐ。待ち時間はそれほどなく、接続はよい。

小牛田

 一ノ関のすぐ先は世界遺産の平泉で、いつか中尊寺金色堂や毛越寺庭園を訪れてみたい。

一ノ関

 夕焼けを見ながらウトウトして、盛岡に18時4分に着くと、すでに日が落ちて真っ暗だ。

盛岡

 盛岡から青森へ

 盛岡から八戸まではJRでなく、第三セクターのIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道なので、秋の乗り放題パスは適用されず、別に乗車券が必要で3040円かかる。

 新幹線に乗っても乗車券と特急券を合わせて3500円と大差はないので、この区間だけ新幹線に乗ることにする。青森には1時間早く着ける。

 生粋の鉄道ファンの人からすると邪道なのかな?と思う。

八戸に着いた「はやぶさ」

 18時37分発の「はやぶさ」に乗る。私が買ったのは安い立席の特急券で、席が空いていれば座れるのだが、満員だったので八戸までは30分の立ちだ。

 再び、秋の乗り放題パスを使用して、八戸からは「快速しもきた」で野辺地へ向かう。車内は通勤通学帰りの人たちで混んでいる。

八戸で在来線へ 

 八戸から20分ほどの三沢で席が空いて、20時1分に陸奥湾に面した下北半島への分岐点である野辺地に着いた。日本最古の鉄道防雪林がライトアップされて「青い森」になっている。青い森鉄道だからなのだろうか?

 20時20分発の青森行きに乗る。今日はこれが最後の列車である。

野辺地

 だんだんと車内が閑散として、上野を出発してから約13時間、21時7分に青森に着いた。新幹線を含めて11本の列車を乗り継いできた訳だ。

青森

 駅前に出ると、すでに今日が終わったような寂しい感じになっている。今晩泊まるホテルは駅から徒歩20分ほどで遠い。

青森駅

 明日は青森6時15分発に乗るので、起きるのは5時前である。

 (つづく)

 上記は、旅行記を抜粋したものです。
 
詳しくはこちらをお読みいただけると嬉しいです。

 https://ryosugimori.com/autumn/aomori.html


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?