Between the Devil and the Deep Blue Seaを海外ミュージシャンとカバーしてみました。
今回は、DavidさんとStuとでジョージの「Between the Devil and the Deep Blue Sea」をやってみました。これは知らない曲でした。しかし、曲名長い!
こんな感じです。
今回は、選曲はDavidさんです。
というか、この曲、原曲はキャブ・キャロウェイなんですね。
キャブ・キャロウェイと言えば、ブルース・ブラザーズの映画で登場する「ミニー・ザ・ムーチャー」が有名ですよね。
確か、うちにこの方のLPとCDがあったと思います。若い頃にわざわざ買ったのを覚えています。 でも、この曲のことは覚えてませんね。
<DavidさんとStu>
この曲については、前から、やろうと言われていたんですが、Davidさんが、夏のバカンスで、マデイラ島ともう一か所、どこだったか島にバカンスに行くと言うことで、「戻ったら、撮影して送る」と言われていました(笑)。
で、先週だったかにデータが来たので、ほんとは先週やるつもりだったんですが、なぜか半音高く、一応、聞いてからにした方がいいかなと思ったので、メールで「Davidさん、これ、原曲より半音高いですけど、このままでいいですか?」と、聞いてみたら、翌日(9月30日)に、オリジナルキーで撮影と録音をし直したデータが来ました。
ともあれ、Davidさんはボーカルとウクレレで。そして、その映像に合わせて、後から、私の楽器を足しています。
Davidさんは、なんだかんだ、まず、ギターがうまいんですよね。アコギはかなりうまいです。リズムも安定していますし。そして、その上、鍵盤も多少はこなしますし、今回は、ウクレレをやってくれました。
まぁ、そんなこんなで、一週間伸びてしまったんですが、10月6日に私の方のパートを付け加えました。その日の夜中に、Stuに「コーラスで参加しますか?」と聞いたところ、数時間後、朝起きたら、もうコーラスが届いておりました(笑)。マジで速いわ!
そして、その後、DavidさんとStuで話し合って、もう少しStuのバックアップボーカル部分を増やしました。50年代の白人男性コーラスとかでこういうのありましたよね。
それらの結果、ジョージのカバーとは少し違った感じになりましたが、なかなか良い感じかなと。
ソロ前のところで、私がコールされています(笑)。私の名前の発音は、彼らには難しいので、「Play it ryo(リオ)」に聞こえますが、それがそれですw
<私の担当/楽器パート>
知らない曲だったので(というかジョージのアルバムはそれほど聞いてないので)、曲の構成とコードは、撮影日の前日に覚えて、半日で全部の楽器を録音しました。なんだかんだと大変でしたね(笑)。
今回の売りは、ドラム以外、全部、アコースティック楽器でやったことでしょうか。
アコースティック楽器だけでやるのは、録音の難易度が高くなるので、できれば避けたいんですが、今回は、オリジナル的に、こうせざるを得ませんでした。何しろ「飛行機の騒音と猫の鳴き声」というリスクがあるので(笑)。
で、今回の手順としては、
まずは、Acoustic Guitar(Ovation)でリズムギターを入れて。
で、ドラムをV-Drumsを使って入れて、
その後、ウッドベースを足して、
それから、再度Ovationでリードギターを入れて、
最後に、少し物足りなかったので、初挑戦のマンドリンを入れてみました。
<初登場のマンドリン>
マンドリンは、だいぶ前に買ったんですが、弦をはってチューニングして、「いつか、機会があればつかってやろう」と思いつつ、その機会がなく、そのまま放置されていた感じでした。もはや、チューニングさえ忘れていたので、ネットでチューニングを調べて使ってみました。
ギターとは音の並びが違っているので、頭が混乱しそうでしたが、なんとか頑張って弾いてみました。
というか、フレーズだけなら、まだしも、コードはややこしい!
ギターでは簡単なことでも、普段弾かない楽器となると、音の並びがちがっているので、混乱するわけです。
ネットで調べれば、当然、コード表とかあるんですが、この曲はコードが多いので、それを全部を覚えるのは面倒なのと「この曲に合った、音の並びでのコードにした方がいい」ということもありましたので、とりあえず、自分で音を拾って、暗記して弾いてみました。それもあって、下ばかり見て確認しながら演奏しているのがバレバレですがw
サビの部分のコードを覚えるのは大変なので、マンドリンらしいフレーズで逃げ切りました。
まぁ、もう少し時間をかけられたらいいんですが、今週は、平日は、まるまる一週間、出張もある(あった)ので、平日は無理だし、来週やるとなると、また、公開が遅れることになるので、なんとかやってしまいたかったわけです。
で、限られた時間のなか、なかなかの荒業でしたが、なんとか、プラスアルファーの役割位は果たしてくれたかなと。こんな機会でもなければ、使われることもないでしょうからね。
ただ、このマンドリン、ピッチがだめですね。高い音になってくると、ピッチが甘くなってますね。もうネックが反ってそうでしたので、これは直せないかも(笑)。まぁ、今回位の使い方なら、別に、大丈夫そうでしたが。
<ウッドベース>
ウッドベースは、2回目の登場となりますが、こちらは、原曲のフレーズをある程度覚えてから、録音しましたが、ちょっと違っているところもあります。ある程度似せて、後は適当です。
こちらも、前回以来、結局、一度も弾いてませんでしたが、なんとか弾きました。
マンドリンもウッドベースも専任の奏者の方からしたら、「いい加減もほどほどにしろ」と、お叱りを受けそうですが、まぁ、身近にそういう方がおられたら、確実に、依頼するんですけどね。私は、別に、全部楽器を自分でやりたいわけではないので、、、。ただ、そういう方がいないのと、おられたとして、録音や撮影までして、送ってきてくださるかわからないので、しょうがないので、自分でやってます。お許しください(そういう意味ではRakudaさんはありがたいパートナーです)。
<ギター>
ギターソロは、前半部分は、ほぼ、コピーで、後半部分、オリジナルではピアノの部分は、私の方で適当にアドリブで弾きました。
なので、コピーとオリジナルの折衷ですね。
リズムギターはあまりザクザクした音にならないように、少し、軽めのタッチで弾いてます。
ウクレレが中域が強めだったので、ギターの高域をあげてみたんですが、どうもバランスが良くなかったので、せっかくなので、マンドリンにご登場を願い、バランスを取りました。
ウクレレの音もあるし、マンドリンも足したので、リズムギターの音量は下げてます。
<ギターソロのコード進行とスケール>
いつになく、今回は、ちょっとだけ楽典ネタ。
まぁ、この曲のリードは、基本、メジャーペンタトニック、あるいはペンタトニックで弾いてますが、一か所、普段は使わないスケールを使ってます。これは、原曲でつかっていたので、入れたんですが、、、。
それは、こちら、[F7 /B♭ B♭m(Edim)/ F C7 F C7 ]ここのディミニッシュのコードトーンのところです。スケールの運指が慣れない上に、アコギなので弾きづらかったです(笑)。 秒で言えば、1:19から1:22の辺りですかね。
ここはコードで言えば、上に書いたように、F7 ⇒B♭⇒B♭mとクリシェ的に下降していくわけですが、そのB♭mをE Dimに置き換えて、あの音を持ってきてるわけですね(B♭mのルートをオミットしたらEdimになるので)。これは、まぁ、Jazzとかではよくある手法ですが、私はあまりそういうことはしないので、ちょっと運指に慣れがいりましたね。
<ドラム>
ドラムは、いつも通りV-Drumを使い、その後、BFDに置き換えています。
その際に、今回は、ブラシを使いました。
しかし、暑かった。とりあえず、空調は全開でかけておいて、撮影する際には切って(空調の音をマイクが拾うので)やりましたので、涼しくなってきたとはいえ、照明と機材の熱で、汗だくになりました(笑)。
それに、慣れない楽器を2つも弾いたので、終わった時には、少し身体がつっておりました。
ただ、今回は、ウッドベース以外は、椅子に座って演奏したので、その点は楽でしたが。
ということで、最近、なかなか撮影の時間が取れず、ペースも落ちいていますが、なんとか半日は時間が取れたので、やりきりました。
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