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70代でイキイキ働く人たちの共通点とは?

楠木新さんの著書「75歳からの生き方ノート」から紹介します。最初に結論です。

働くことを中心にした生涯現役という考え方は、高齢者のあらゆる課題に対する「最強の処方箋」である。

言い換えれば、「一生涯働いた方が良い」ということです。

この言葉を見て、「その通りだ」「なるほど」と思った人はどれくらいいることでしょう?

NHK『日曜討論』ほか数々のメディアに出演し、シニア世代の生き方について持論を展開するライフ&キャリア研究家の楠木新さん(69歳)。人生100年時代を楽しみ尽くすためには、「定年後」だけでなく、「75歳からの生き方」も想定しておく必要があると説きます。


私の周りで尋ねますと、一つの企業に勤め上げた人ほど、定年退職後は「働きたくない」と言われます。以前にも書きましたが「定年退職=働くことへのゴール」という位置づけの意識が大きいからだと私は思います。

しかも働き始めたときから、ゴールへ向かっているわけです。ゴールした後、もっと働きなさいと言われると、拒否する気持ちの方が納得いきます。

さて、どうしましょうか?

日本の総人口は減少しているにもかかわらず、65歳以上の高齢者の人口は3627万人と過去最多になっています。高齢就業者数は、18年連続で増加し、909万人と過去最多。また65〜69歳の就業率は50.3%で、初めて50%を超えています。

楠木さんは様々な人にインタビューして調査されています。定年後も何らかの仕事に就き、イキイキと働いている人は「定年前からその仕事に取り組んで助走している人が大半」だと言われます。

ようするに、定年退職したら「しばらくのんびりしたい」という気持ちの人ではないということです。むしろ「退職後はあれをして、これをして」とあらかじめ考えていた人は、イキイキとした人生を生きているという表れではないでしょうか?


「いつまで働かなあかんのよ!」


「もう働きたくない」「十分働いた」と、言ってる人は、まったくその逆を生きる可能性もあります。ただ、趣味に生きる人は人生を謳歌できることでしょう。定年退職は人生の終わりではありません。まだまだ人生は長いですから、あくまでも一つの区切りにしかすぎません。

楠木さんの調査では、金銭的には問題ない人でも働いている人がいると書いてられます。そこには「仕事を任せてもらえることが働く喜びにつながっている」と言われています。お金の必要な人もあるでしょうが、それ以上に「やりがい」や「生きがい」が一番大事だということです。それが仕事ではなく、趣味でもボランティアでも、退職後だからこそ何でもいいわけです。

何もしないが一番ダメ


生きている限り、誰かの役に立ったり、誰かに求められるというのは、とても素晴らしいことです。何もすることなく、ダラダラ、ゴロゴロでは生きている価値も意味もありません。それでは死を待っているだけにすぎません。

私は、小さな印刷店の看板娘として働いている90歳の女性を知っていますが、その人は「生涯現役」と言っていました。人の役に立つことによって、自分が元気でいられるわけです。

さあ、動きましょう!


75歳からの生き方ノート


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★整体師/りょう★ピンピンコロリのいきかた(認知症予防と健康寿命を延ばす方法)
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