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「この人とはもう十分」と思ったら縁を切れるのも、自由に生きられる65歳以上の特権。
ベストセラー『80歳の壁』の和田秀樹さんの話題は何度も取り上げています。今回も和田先生の教え『65歳から始める 和田式 心の若がえり』を基に書き出してみます。
私は30歳で離婚して以来、ずっと独り身です。長い間ひとり暮らしをしていますと、一人でどう楽しめるかが分かってきています。とくに神戸・三宮のような街に住んでいた30代までと、40代になってから引っ越してきた奈良では環境がまったく違います。仕事が変わったこともありますが、一人で暮らすのに都会は不利だと考えます。
環境を変えると人間関係も私は変わりました。それまでお付き合いしていた人たちとは、無理して合わせていたところもあり、ストレスと感じる人も周りにいました。和田先生もこのように言われています。
ストレスを感じる人とは、ダラダラと付き合い続けないようにしましょう。「この人とはもう十分」と思ったら縁を切れるのも、自由に生きられる65歳以上の特権。一緒にいると居心地よく、楽しい人との付き合いを大事にしたほうがよいです。
私の場合は、変えようとして変えたのではなく、環境を変えざるを得なかったから、たまたま人間関係も変わっただけでしたが、これがラッキーでした。
現役をリタイアする65歳からは、夫婦関係を一度リセットするよい機会
和田先生の著書では「夫婦関係を一度リセットする」ということも書かれています。夫婦のことは私にはよく分かりませんが、晩年を一人で生きるためには、必要なことのようです。
妻は「残りの人生も、この人の面倒を見ながら生きていくのか」と思えば、「離婚」の2文字が頭に浮かびます。しかし、リタイア後は妻とゆっくり過ごそうと思っていた夫は、「裏切られた」との思いに陥るでしょう。
定年退職するまでの間に、夫婦がどのように過ごしてきたかによって変わるということですね。夫は仕事と家庭を行き来している間に、妻は交友関係を広め、晩年も変わらず、むしろその行動は増すばかりです。ゆっくりしたいと思う夫とはまったく逆になっています。そんな夫婦であれば、定年後一緒に暮らすことは難しいのでしょう。
私の周りでも似たような話をよく聞きます。行動派かのんびり派かの話だけでなく、すでに家庭内別居状態になっている夫婦がとても多いように思います。「それなら離婚すればいいのに」と思うのですが、それはダメみたいです。
どちらかが介護の必要な体になってからでは、リセットは難しくなります。
つかず離れず適度な距離を保ちながら、お互いメリットのある時だけ一緒に行動して、基本的には別行動が便利なのだと言われます。それこそ、私にはまったく分からない夫婦の事情です。ストレスがあったり、イヤなことがあるなら、さっさと一人になった方が楽だと思うのは、夫婦生活をしてこなかった独身者が思うことみたいです。
現役をリタイアする65歳からは、夫婦関係を一度リセットするよい機会です。お互いに精神的に自立し、第二の人生を歩んでいく関係性を新たに築いていくチャンスです。どちらかが介護の必要な体になってからでは、リセットは難しくなります。
離婚の道を選ぶにしても、憎み合って別れるのでないのならば、ときどき会って食事をするといった、よき友人のような関係を築き直すこともできます。
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