病院長が教える、病気になっても「のまない5つの薬」と「受けない4つの手術」
今日は、週刊女性PRIMEより、「病院長4人が実名で教える、病気になっても「のまない5つの薬」と「受けない4つの手術」」という記事が気になったので紹介したい。
タイトルからだいたい想像できると思うけど、抜粋してみた。
詳しく知りたい人は、リンク先を読んでいただきたいと思う。それより私が気になったことは、「病院長の発言」という点だ。
医師や看護師でも薬や手術をすべて受け入れているわけではない。どれを拒否するのかは個人差があることだろう。薬剤師だって、薬をすべて容認しているわけではない。今回私はそこに注目したい。
昔、私は営業の仕事をしていたことがある。どんなに頑張っても一つも売れない。そんな時、社長に核心を突かれたことがある。「君はこの商品の欠点を見ているだろう? どんな品物にも欠点や他社に劣る点は必ずある。そこを気にしている間は売れないよ。」とアドバイスを受けた。
ドンピシャリだった。他社商品の方が優れている点があり、もし自分が買うとしたら、絶対他社だな、と思っていたからだ。商品に自信が持てないから売れない。だから売り込み方が甘い。他社に比べて優れている点もあるはずなのに。しかしどうしても欠点ばかり気になって売り切ることができなかったことがある。
業界が変わってもきっと同じことがいっぱいあるはずだ。使い勝手がどうか、デザインがどうか、という商業的な視点から、利点欠点の評価が分かれる。ところが医療においては、科学的に解明されていないことがいっぱいあるからこそ、医師によって考え方が違うことを理解しておきたい。
医師だからといって、すべての薬を容認している人の方がきっと少ないはずだ。あるいは数社が販売している場合、特定の薬だけお勧めする場合もある。それは大人の忖度も関係しているかもしれない。
健康診断に行くな、と言う医師がいる。
がんは治療するな、と言う医師がいる。
そう聞いてあなたはどう思うだろうか? 医師だって人間だ。いろんな考え方がある。それが当たり前だ。
冒頭の話でも同じ。いろんな医師がいるのが自然なこと。だからこのような記事を見たり聞いた時、すべてを鵜呑みにするのではなく、「なぜ?」「なにが?」「どうして?」などと一歩踏み込んで読んでほしい。
とくに高齢者はすぐ信用する。話をしていて「この人は詐欺にすぐ引っかかるな」「必要もない高額商品を買わされる人だな」と感じることがある。私は営業もできない人間だから、人を騙すことなんてできないけど、騙そうとする人なら簡単だろうと考えてしまう。
病院を何軒も回る人もいる。そんな人は、人を疑うわけでもなく、信用することもなく、巡っていく。自分の不安を受け止めてくれる病院を探しているだけなのだ。だから私のところへもCT画像を持ってくる人がいる。私は医師ではないから分からないと言っているのに。
こんな人は自分で病状を勉強することもしない。なぜそうなったのか、考えることもしない。だから言われるごとに流されていき、何が正しいのか、何が自分に合っているのか分からず、最後は年齢のせいにしてしまう。そして気付けば、たくさんの薬を服用していることが多い。無駄な検査をいっぱいして、たくさんお金を支払っていることもある。
医師に手術が必要だと言われれば、すぐに信用して受け入れてしまう人もいる。そして痛みが取れたかと言うと取れない。しかし医師は画像を見ながら「治ってます」と言う。患者は体の痛みやしびれや不安を取り除いてほしいのだ。それを画像だけで終了されてしまう患者は行き場を失う。
だからこそ、疑うことも必要なのだ。高齢者は騙されやすいとよく言うけど、確かに判断力が衰えて騙される人はいるだろう。しかし若い時から疑うこと、調べることをしない性格によって、騙されていく人も一定数いると私は思う。
人を疑うなんて気持ちの良いものではない。だから疑うというより、深く調べる、裏側を調べる、そんな気持ちになってほしいと思う。冒頭の記事に関して、今回私は正しいとも間違っているとも言わないので、ご自身で調べてほしい。
ちなみに営業職は、結局一台も売ることができず、私はその会社を辞めた。私に営業は向いていない。誰にだって向き不向きがある。経験したことで不向きを発見したのだから、それで良かったと考えている。常にポジティブ!
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