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FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。元々は欧米を中心に流行していた考え方ですが、日本でも注目されるようになりました。

堀江貴文(ホリエモン)さんは、疑問を投げかけます。

FIREを考える時、家族がいることが前提になっている。そもそも家庭を作る必要ってあるの?そこから考え直した方がいいんじゃないの?

そこに家族があるので、それでおかしくなっちゃう。もちろん家庭を持ちたい人はいいんですけど、持ちたくもないのに持ってる人いるじゃないですか、同調圧力で。

日本人の生活をちゃんと見ている言葉だと思います。確かに、FIREを実践しようとした時、家族があるとないの違いはとても大きいです。堀江さんは、この言葉の中に、もう一つ疑問を投げかけていますよね。

同調圧力で、家庭を持っている。


同調圧力(どうちょうあつりょく)とは、少数意見を持つ人がいる場合に、多数意見に合わせるよう暗黙のうちに強制するということです。

日本人らしい感覚だと思います。周りがするから自分もする。周りの形がそうだから、自分もそうならないといけない風潮がある。ということですよね。そもそも、その同調圧力をやめるだけで、人生観が大きく変わるはずです。

周りに流されず、自分の考え方がハッキリしていたら、それこそFIREが流行り始めているからなんてことも、関係なくなるはずです。人は人、自分は自分でいいわけですから。


家族やめると、かなりFIREはやりやすくなるでしょうね。


FIREのために、「生活水準を落とすと思ってることが、たぶん間違いだ」と堀江さんは言います。「必要ない物を大量に買わされていると思います。平均的に周りを見ながら金を使ってるんでしょう。相対的地位を落とすことが怖いんですよね。」この見方は、さすがだと思います。


「ぶっちゃけ、生活保護でいいじゃん!」


この言葉、迫力あります(笑)

これって、私がずっと前から思っていることです。人は今ある生活水準を落とすことを嫌がります。でもそのQOL(生活の質)って、周りを見てそれに倣って買い揃えたり、行動しているはずです。

堀江さんの言う「衣食住が充実してればいいわけです。自炊すれば安くできるし、衣類はデフレで安いじゃないですか、逆に何に金使ってるんですか?」この言葉はお金持ちの人の言葉とは思えません。だから私は好きなんです。

家族を持たず一人で生きていくだけで良いのなら、生活保護を受けながら、ほんの少しの趣味があれば、それだけで楽しい人生が送れると私も思います。むしろ家族がいるからこそ、マイナス要素を抱え込む傾向があるのではないでしょうか?

堀江さんは、学校教育の在り方についても言及されています。

義務教育で育つから、同年代の人とつるむ傾向にある。65歳過ぎると、同年代の人が死んでいったり、施設入ったりして、仲間が減っていく。だから早い時期から、ダイバーシティ(多様性)に生きた方が絶対に良い。世代を超えていろんな人とお付き合いしていると、若い人がそのうち助けてくれることもある。

堀江さんのお母さんはいまボランティアで子供たちのお世話をしているそうです。世代の違う人から慕われるって、生きていて良かったと感じることが増えるってことだと思います。そのためには、物を買う必要ないし、みんなと合わせる必要もないのです。

一番怖いのは、人間関係が無くなってボケることじゃないですか。FIREって、ボケまっしぐらだなと思ってる。(堀江貴文)


経済評論家と徹底討論【山崎元×堀江貴文】

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