読書感想文 『ひとんち』
ひとんち 読了
今回は”日常“に潜む恐怖の短編集
怖い映画とか、映像とかはたくさんあるけれど、常に恐怖を身近に感じるのはダントツで日常に潜む恐怖だと思った。
怖いけれど日常離れしているものは娯楽で片付けられるけれど、日常に潜む恐怖はいつ自分が知覚し、いつまで怯えるかは日常とかけ離れている恐怖とは別格。
ふとした瞬間にただの日常が恐怖へと変わった時に、それは日常そのものの恐怖へと変換する。
そんな体験の出来る短編集。
日常に潜む恐怖だからこそ、体験すれば怖いと知覚するし、怖いと思わなければ、どんなに恐怖に近寄られていても気づけない。それが日常にひそむ恐怖だと思う。
怖いものは案外近くにある。あとはそれに気づくかどうか。
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