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読書感想文 『珈琲店タレーランの事件簿7』

珈琲店タレーランの事件簿7  読了

まさに、副題の通りの短編集

どれも最初は悲しみで充されているような、報われないような話

そこにバリスタの切間さんは、登場人物たちに角砂糖を沈めていく

切間さんの素敵なところは、ただ甘いだけの角砂糖ではないところ

甘くもあるし、苦くもある
相手を思って、沈める人に合った角砂糖を選んでいくのがバリスタの切間さんらしさだと思う
この人にはこの角砂糖が合うだろうとか、この人にはこの角砂糖ならよく溶けそうとか、

沈められた角砂糖が溶ける速さと甘さの加減は沈められた人だけのもの

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