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今日の1曲 グリーグ ホルベアの時代から
今日の1曲は、グリーグ(1843〜1907)の『ホルベアの時代から』です。
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この作品は1884年にピアノ独奏曲として作曲され、翌年に弦楽合奏に編曲されました。題名にあるホルベアとはデンマークの作家ルズヴィ・ホルベアのことをさします。
![](https://assets.st-note.com/img/1718688384130-wAum79hwpr.jpg)
この作品はホルベアの生誕200周年を記念して書かれたもので、5曲からなる組曲なのですが、ホルベアが生きていた時代の舞曲を使用してします。生まれは1684年なので、音楽の世界ではバロック音楽後期にあたります(J.S.バッハの1歳年上)。また、ドイツ語で省略された名称としてホルベルク組曲という名でも知られています。
構成は
前奏曲
サラバンド
ガヴォットとミュゼット
エア
リゴドン
となっています。
ト調を基本としており、基本的にはト長調で書かれています。ミュゼット部分はハ長調で、エア、そしてリゴドンの中間部はト短調で書かれています。
弦楽合奏版は各パートがさらに細かく分けられており、大きめの弦楽合奏を想定した作りとなっております。
ミュゼットではバグパイプのような持続音(ここではドとソの音を同時に鳴らしている)がチェロで鳴らされているのが特徴です。
またピアノ独奏版とも聴き比べて違いを感じるのも面白いと思います。
例えば、前奏曲はピアノ独奏ではアルペジオになっていますが、弦楽合奏ではリズムが変更されています。他の部分も聴き比べてみてください。
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