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キャンベルについて

アンディウォーホルのアートで有名なキャンベルの缶スープ。僕も大好きである。

特にクラムチャウダーが美味い。鍋に缶の中身を開けて、牛乳で煮立てるだけで、本格的なクラムチャウダーが飲めるということで、けっこう重宝している。コストコなんかに行った時には、まとめ買いをして、家に常備している。

アンディウォーホルのおかげで、あの缶もオシャレ認定がされているので、飲み終えた後も洗った缶をペン立てに使ったりもしている。

キャンベルに魅了されるのは、味や缶のデザインもさることながら、そこはかとないアメリカ文化を感じるからだと思っている。他にもクラフトのチーズマカロニにも同様の感情を抱く。

無意識にアメリカの暮らしへの憧れみたいなものが、自分の中には流れている気がする。鎖国を公言している父親のもとで育ち、海外経験が一切ないことが影響しているのだろうか。アメリカ映画の何気ない生活シーンなんかが、すごく良いものに見えたりする。

僕が大好きなホームアローンでも、ピザやチーズマカロニが登場し、見る度に食欲がかき立てられる。(実際食べてみると、けっこう早い段階で飽きてしまうのだが)

アンディウォーホルがキャンベル缶を取り上げたのも、大衆文化に焦点を当てたポップアート的な発想だと記憶している。逆に日本におけるキャンベルの立ち位置になり得る商品はなんだろう。

真っ先に思いつくのが「日清カップヌードル」あたりだろうか。或いは「おーいお茶」とかでも良いかもしれない。

そういう事を考え出すと、スーパーの棚も非常にアーティスティックに思えてくる。

日常をアートに昇華させた、アンディウォーホルは凄いと改めて思った。

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