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【漫画】スーダンでラマダーンを体験してみたー新米国連職員のぱにゃにゃん日記 Vol.37

サバイディー!リョーヤです。

前回の「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」では、スーダンの食事について紹介させていただきました。

今回もスーダンでの生活について紹介したいと思います!

NGO職員としてのスーダンでの仕事は、これまでのインターンや青年海外協力隊とは異なり、国際協力のプロとして、お給料をいただきながらする初めてのことでした。しかもNGO職員の給料は、日本のみなさまからのご寄付から捻出されているものでもあり、そのあたたかい寄付を1円たりとも無駄にしないという気持ちで仕事をしていました。

またイスラム圏で生活することも初めてだったので、豚肉やお酒を我慢したり、毎日アザーン(礼拝の際にモスクから鳴り響く呼びかけ)の音で起床する生活も慣れるまでに時間がかかりました。

そしてスーダンに赴任してすぐにラマダーン(断食月)も迎えました。みなさんも聞いたことがあるように、日の出から日没まで断食をするというものですが、近年は厳格でない国も少しずつ出てきていると聞いたりしていました。

しかし、スーダンはめちゃくちゃストリクト。食事を食べないことはもちろん、水も飲めないのですが、さらには唾まで飲み込んではいけないので、ラマダーン中は道端で「ペッ、ペッ」と唾を吐き捨てる姿もたくさん目撃します。ラマダーン中は事務所に行っても、スーダン人同僚たちは元気がなく、ほとんど仕事になりません。ちなみにこの期間は何かあると「because of Ramadan」を言い訳に何でも許されてしまうので、本当に仕事になりません。

僕もプチラマダーンにチャレンジしてみたのですが、さすがに水だけは飲まないと本当にしんどいので、スーダン人の同僚からはこっそり隠れて水を飲んでいました。

そして日が沈んだあとの最初の食事をイフタールというのですが、このイフタールの時間になると町中の家の前にゴザが敷かれ、写真のような感じでみんなで集まって夕食をともにします。(写真はイフタールではなく普段の食事の様子なのですが、イメージはこんな感じです!)その時間に町中を歩いていると、そこらじゅうから「一緒にご飯を食べよう!」と声が掛かり、最初は少しタダ飯を申し訳なく思いながらも、よく一緒にご飯を食べさせてもらってました。スーダン人のこうしたホスピタリティが本当に大好きでした。


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このマンガ連載は、マンガ家の織田博子さんにご協力いただいております。織田さんのプロフィールはこちら!