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プロ格闘家のお金事情。夢だけでは生きていけない?
格闘技の世界は華やかに見えますが、「プロ格闘家は試合だけで生活できるのか?」という疑問を持つ方も多いと思います。
実際のところ、日本の格闘技界では、「試合だけで食べていける選手はほんの一握り」というのが現実です。
今回は、「プロ格闘家のお金事情」をテーマに、試合だけで生活できる選手の割合・ファイトマネーの実態・収入の仕組みについて解説していきます。
1.現在の収入状況
自分はプロ格闘家として活動しながら、社員としてジムのトレーナー業もしています。
また、試合だけで収入を得るのは難しいと感じ、最近YouTubeを始めました。
現在の主な収入源は以下の通りです。
1. 試合のファイトマネー(年間2〜3試合程度)
2.ジムのトレーナー業(社員としての収入)
3.スポンサー収入(契約上、具体的な金額は非公
開)
4. YouTube (まだ収益化は未達)
プロとして試合に出場していますが、現状、試合だけでは生活するのは厳しく、トレーナー業とスポンサー収入を組み合わせて生計を立てています。
そして、SNSやYouTubeの活用が必要だと感じ、発信を強化しているところです。
2.格闘家の収入源
プロ格闘家の収入源は、大きく分けて以下の5
つです。
①ファイトマネー(試合の報酬)
・ 1試合あたりの報酬(団体・選手のランクによる)
・ チャンピオンや人気選手ほど高額になる
・ 試合だけで食べていけるのはごく一部
② スポンサー契約
・ 企業や個人スポンサーからの支援金
・ファイトマネーよりスポンサー収入の方が重要な
選手も多い
・影響力 (SNSフォロワー数など) で金額が変わる
③ トレーナー業・パーソナル指導
・ジムのトレーナーとしての収入
・有名選手ならパーソナル指導で稼ぐことが可能
・選手としての収入だけでは生活できず、ジムで働く選手が多い(自分もこの形です)
④YouTube • SNS収益
・ YouTubeの広告収益、TikTokの投げ銭など
・SNSの影響力を活かして企業案件を得る
・朝倉未来選手のように、闘技以外で稼ぐ選手も増えています
⑤ その他 (グッズ販売・セミナーなど)
・ 自分のブランドを立ち上げる選手もいる
・ グッズ販売やオンライン講座で収益化するケース
もある
3.「試合だけで食べていける」選手は何%?
日本の格闘技界では、試合のファイトマネーだけで生活できる選手は全体の10%以下と言われています。
・ファイトマネー10万円以下の選手が多数
・チャンピオンでも試合だけでは厳しいことが多い
・大手団体(RISE、K-1、RIZIN)で活躍する選手でも、スポンサーがないと生活が難しい場合もある
実際に自分も試合だけで生計を立てるのは難しく、トレーナー業とスポンサー収入を得ながら格闘技を続けています。
この現実を変えたくて、YouTubeやSNSを活用して認知を広げ、収益化につなげていくことを考えています。
4.日本と海外の格闘家の収入の違い
海外(特にUFC) では、闘技だけで生活できる選手が多いです。例えば、
・ UFCの中堅選手クラス:1試合あたり1万〜3万ドル(約110万~330万円)
・UFCのトップ選手:1試合で数千万~数億円
・ボクシングの世界王者クラス:1試合で10億円以上稼ぐケースもある
対して、日本の格闘技界はまだまだビジネスとしての規模が小さく、選手の報酬が低いです。
そのため、日本のプロ格闘家は、試合以外の収入源を確保する必要があるというのが現実です。
5.これからの時代、格闘家はどう稼ぐべきか?
試合だけで生活できる選手が少ない以上、これからの時代、格闘家も「自分を売る力」が必要になってきます。
✔︎ SNSで影響力を持つ
・フォロワーが多ければスポンサーもつきやすい
・YouTubeやTikTokでの発信が収入につながる
✔︎ 格闘技✕ビジネスの視点を持つ
・ 自分のブランドを作る(グッズ・オンライン講座)
・ パーソナル指導やセミナーで稼ぐ
✔︎ スポンサー獲得の工夫
・ただ強いだけではなく、「応援したくなる選手」になる
・ 企業が求める価値を提供する(SNS露出・ファン
層の獲得)
余談:私が目指すもの
自分はプロデビュー後、順調にキャリアを積んでいましたが、試合で大怪我を負い、手術とリハビリで2年間試合ができない期間を過ごしました。
ようやく復帰したものの、復帰戦では1R KO負け。どん底からさらに落ちたような感覚でした。
そこからもう一度這い上がり、試合に勝利し、また一歩前に進みました。
しかし、自分一人の力だけでは限界があります。
だからこそ、「みんなと一緒にベルトを獲りに行く」という思いで戦っています。
応援してくれる人たちとともに、チャンピオンになり、夢を掴む瞬間、喜びを分かち合いたいです。
まとめ
✔︎ 格闘家の収入源は「ファイトマネー+スポンサー
+副業」の3本柱
✔︎ 試合だけで食べていける選手は10%以下(ほとんどが副業あり)
✔︎ 海外と日本では選手のファイトマネーに大きな差がある
✔︎ これからの時代、SNS・ビジネス・スポンサー
獲得が重要
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
自分は今、チャンピオンを目指して戦っていますが、それは決して自分一人の力では成し遂げられないと感じています。
応援してくれる人がいるからこそ、どれだけ苦しい状況でも立ち上がり、また前に進めます。
格闘技の世界は厳しいですが、だからこそ、「みんなと一緒にベルトを獲る」という想いを持って、戦い続けます。
もし少しでも共感してもらえたなら、ぜひこの挑戦を見届けてください。
SNSやYouTubeでも発信しているので、ぜひフォローしてもらえると嬉しいです!
✔︎ Instagram
✔︎ YouTube
最後まで読んでいただき、ありがとうございまし
た!