多様性のある環境で打席に立つと、強みが見えてくる
10年以上勤めたメーカー研究職から、ベンチャー企業に転職して、2年と少し経ちました。
前職では社内異動がなく、研究ひとすじ。周りも同じような学歴、志向、能力の持ち主が多いため、居心地は良かったです。
状況が変わったのは出産してから。
子供の発熱で何度も仕事に穴を開けるワーママと、同じような能力を持ち長時間タフに働ける同僚たち。
この環境で、育児をしながら働くのは大きなハンディだと感じるようになりました。
近くに頼れる親族や、シッターさんに丸投げして、独身並みに働けたら、違ったのかもしれませんが、私は核家族ですし、育児をシッターさんに丸投げはしたくない。
たくさん悩んだ結果、安定と年収を捨て、フルリモートで働けるベンチャー企業に転職しました。
転職時にこだわったのは、在宅勤務ができること、自分の働く軸である医療分野の課題解決ができることの2点でした。
転職先のベンチャーは人員が限られているため、やったことのない仕事に取り組む機会が多いです。
文献調査といった前職のスキルを活かすこともありますが、全く経験したことのない、法人営業、助成金申請書類の作成、ユーザーインタビュー、音源や動画編集など‥多様な仕事にも取り組みます。
このように、打席に立ち、色んなボール(業務)を打ち続けていくと、段々自分だけでなく周りからも、あの人はこれが得意(苦手)ということが理解されてきます。
例えば、私はいつの間にか法人営業を任されなくなってきたので、あまり向いてないと判断されたようです。
逆に、自分にとって苦もなくやれることを、褒めてもらうこともあり、それは相対的に得意なんだなと感じました。
同質的な職場で、同じ仕事を続ける中では見えなかったものが、多様性のある職場で、多様な仕事をすることで見えてきた気がします。
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