リオ

大切なことは全てエンタメが教えてくれました。外資系企業の人事部で働く会社員。仕事術やハック系の話題が好き。日々モチベーションについて考えています。経済・経営からエンタメ関連についてつぶやきます。

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働くこととお金の話。

私は人事部に所属し、給与計算や報酬設計、その他福利厚生プランの提案・運用を担当していますが、正直に言うと今でもお金の話は苦手ですし、好きじゃありません。よく日本は欧米に比べてお金に関する教育や認識のレベルが高くないといった話を聴きます。私は海外留学や就労の経験が無いので海外の事情は分かりませんが、私自身はそう言った認識の薄い、金融情報弱者であることを自認しています。子供時代は何となくお金のことを考えたり執着することは何となく悪いことと思っていましたし、だからこそ社会人なったと

    • ノートの取り方、メモの書き方

      どうやってメモを残して、どう思考に生かすか、行動に繋げるかは人それぞれと思いますが、自分のやり方を共有したいと思います。 まず自分は紙のノートを一冊買い、そこには将来につながること、自分に言い聞かせたいことを思いついたときにメモします。これは何のルールもなく、時期も自由です。最近1週間だとこんなことを書きました。(書いた後すぐ忘れてるので、背景が思い出せないこともしばしば) ・自分の頭で考える。ガイドラインは助けてくれる時もあるが、本来はガイドラインを作る、ルールを作る、

      • 強化系の話(雑記)

        小学生の時から大人になった今でも、自分は漫画が好きで、日々魅了され続けています。自分は漫画業界とは全く無縁の生活を送っているわけで、消費すること以外何もしていないしがない人間ですが、小さな時から漫画への情熱を失ったことは一度もないと思います。 漫画という文化は長い時間脈々と受け継がれ、出版不況と言われる今日でも、全国的・全世界的なヒット、ブームを起こし続けることができるコンテンツであることは、現在進行形で証明し続けられています。 中でも好きなのは少年漫画、少年ジャンプ掲載

        • 都合のいい異性の話。

          昔村上春樹作品を女性の知り合いに薦めた際、はっきり「作品が嫌い」と言われたことがあります。小説の好みは人それぞれなのでそういうこともよくあるかと思いますが、理由は「出てくる女性が皆、都合がよく、気持ち悪い」とのことでした。うん、なるほど、そうだよねって自分も思ったことを覚えています。 都合がいい女性っていったい何でしょうか。自分が村上春樹作品から感じたところでいうと、①登場人物の男性の性格に理解を示し、否定しない。②自分の都合を押し付けない。③料理上手で、何となく甲斐甲斐し

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          つまるところ、家族の話。 【BORGEN (コペンハーゲン/首相の決断)】

          ネットフリックスでドラマ『BORGEN』を観ています。(邦題は『コペンハーゲン/首相の決断』) とても面白いので着々と見続けているわけですが、これって政治の話っていうよりも「家族の話」なんだなと思って観ています。 キャリアと家族はゼロサムゲーム、キャリアに時間や労力が割かれバランスを失えば、必ずそのしわ寄せは家族に来ます。そして結局どちらかを選ぶことになり、そのどちらかは失われます。そんなことを改めて考えさせられました。舞台はデンマーク、主人公は女性で一国の首相ですが、これに

          つまるところ、家族の話。 【BORGEN (コペンハーゲン/首相の決断)】

          村上春樹作品を読もう

          村上春樹作品が好きです。おそらく主題の10%ほどしか理解できていないと思いますが、それでも好きな作品は何度も読み返し、今現在も未読の作品を楽しんでいます。 一つのテーマについて、何年も何年も考え続け、問い続け、それを書き続けることができる人は本当に限られると思います。そういった意味で、やはり個人的にはぜひともノーベル文学賞を獲ってほしいと思っています。 最初に手に取った作品は実家の本棚にあった『ダンス・ダンス・ダンス』で、パラパラとページをめくり、内容が意味不明だったので即

          村上春樹作品を読もう

          学問の成立について考える【宇沢弘文さん関係著作】

          面白い本に出合ったので、是非ご紹介します。ぜひとも読んでいただきたいのですが、この本を本で自分が考えたことは、学問が成立し、磨き上げられるプロセスです。経済学という学問は比較的自分にとってはなじみのないものでしたが、これらの本を読んで概要を理解することができました。何事においてもそうですが、始まり、それが成長し、成熟するプロセスの渦中にいた人の話を聴くのは興味深いものです。ぜひおすすめです。 自分が考える学問が成立するプロセス。 時代の要請があること 特殊な環境において、

          学問の成立について考える【宇沢弘文さん関係著作】

          空気感で仕事をすること について

          リモートワークがもたらした便益は、計り知れないものがあります。多くの人が身近に実感しているものは、簡単に言えば無駄な労力と時間の削減であると思います。それを除いて一番インパクトの大きなものは、仕事の仕方、もしくはカルチャーそのものを変えたということでしょう。 私はこれまで「空気感」で仕事をする人と戦い、時に流されてきたことを認めなければなりません。結論から言えば、空気感で仕事をする人とは、思い付きで仕事をする人、言い換えれば自身の中できちんと言語化する前に業務指示をしたり勝

          空気感で仕事をすること について

          誰のための取り組みか

          企業がルールを策定するとき、何か取り組みを始めるとき、重要視する要素は多くあると思いますが、代表的なものとして挙げられるものは費用対効果とプロモーション効果だと思います。払うお金もしくは投資に見合うかどうか、宣伝してポジティブな効果を得られるか、イメージ向上や営業活動して効果があるかということは非常に大事です。 人事関係案件についても、この法則は当てはまるように思います。人事領域の中で特にスポットライトが当たりがちなのは、タレントマネジメント関係、つまり幹部候補育成、専門職

          誰のための取り組みか

          企業の社会的責任【トレイル・ブレイザー】

          改めて、企業の社会的責任の重さと重要性を学んだ一冊でした。社会に大きなインパクトを与える大企業、まして創業社長ともなれば、とんでもない発言力があり、それは経済界のみならず、政治、文化、宗教、そしてあらゆる社会問題に波及していきます。 政治家の失言に関するニュースをよく目にしますが、やはり発言の意図そのものより迂闊な発言してしまうというそのこと自体に驚きます。最初は押しつぶされそうな責任感や重圧を感じつつも、時間とともにだんだん感じなくなってしまうのでしょうか。もしそうであれ

          企業の社会的責任【トレイル・ブレイザー】

          信賞必罰の賞

          公明正大な評価を行うことは、高い立場にある人にとって大重要事項の一つです。よく中国古典に書いてあることの一つです。 何か好ましい出来事が起こった時、ビジネスでいえば新規顧客の獲得、売上高アップ、株価上昇など何でもよいですが、この事象自体を評価すること自体はそこまで難しくありません。ただ、これを誰がどのように、どうやってやったのか、どんなスキルや経験がこれを可能にしたのかを分析することは容易なことではありません。そのためにマネージャーは時には人事が働きかけ、機能する必要があり

          信賞必罰の賞

          フィードバックについて 「怒らないから言ってみて」を考える

          自分は少し前に「チャレンジングメッセージ(言いたくないけど言う必要があることを)をどのように伝えるか」というテーマのワークショップに参加したことがあります。こういった研修がある通り、言いづらいことを伝えるということは、時に非常に難しく、そしてスタンダードな踏むべきステップ、有効なスキルが存在します。 自分が利用しているエンゲージメントサーベイの項目の一つに、「あなたの同僚はハイクオリティな業務の貢献していると思いますか?」というものがあります。そして自分の統計上、個々の項目

          フィードバックについて 「怒らないから言ってみて」を考える

          エンゲージメントレベルについて

          昨今の会社経営者、マネジメント、人事部にとって、エンゲージメント調査結果というものが持つ存在感はじわじわと大きくなっているように思います。チームや部下のことを思いやっているのに、仕組みは運用できているのに、必要な投資はしているのに、なぜかスコアは上がらないということは多くの方が抱えている悩みかと思います。いったいこれ以上何をしたらよいのか…自問自答にくたびれて、チームで議論しても堂々巡りか気まずい沈黙。調査と割り切っても、やはり悪い結果からは目をそむけたくもなります。 自分

          エンゲージメントレベルについて

          キャッシュレス一択

          会社の近くでランチを取ろうとすると、いまだに現金のみ決済可能の店がある。今朝も用事があってタクシーを利用しようとしたところ、最初につかまったタクシーは現金のみ可とのことだった。現金の持ち合わせがなかったのですみませんと言って別のタクシーを探したが、やっぱりこのモヤモヤはいつも同じ鮮度でやってくるものらしい。 もちろんキャッシュレス決済を導入する場合、導入コストやランニングコストがある程度かかることは理解しているつもりだが、このような非効率な事業者は、おのずとほかの同業者や産

          キャッシュレス一択

          自分の生活を一から見直したい。【欲望の資本主義】

          改めて自分の周りは過剰消費に取り囲まれていると感じざるを得ません。日本においても少子化で人口も減少傾向、生産性だってそこまで向上していないのに、過剰消費の要請は止まるところを知らない。何かに触れればすなわちいつでもどこでも広告が目に飛び込んでくる。お金を借りる人がいなければ金利はゼロでもいいですよ、何ならマイナスでもぜひ借りてくださいっていう現状。もう日本人ですら日本経済政策の意図がつかめません。 自分に照らし合わせても反省ばかりです。そもそも飲む必要のなかったお酒、食べる

          自分の生活を一から見直したい。【欲望の資本主義】

          転職について思うこと

          独立起業やフリーランスが当たり前になった今日この頃でも、やはり転職に対する慎重さ、ネガティブなイメージはまだ日本では根強いように思う時が時々あります。退職しますと連絡すると、「嫌になったの?」とか遠回しになんだかすごく気を使ったような労いの言葉であったり。もちろんどれもうれしいのですが、やはりそこはかとなく「ドロップアップ感」を前提としたお言葉にたまに閉口します。嫌だから辞めるわけではないのに。もちろんこれは人による、属している組織による部分が大きいとは思いますが。 自分は

          転職について思うこと