今日も残業。。。「スタンフォード式 最高の睡眠」
「寝不足」を甘く見てはいけないーーー
人は人生のうち、
3分の1を寝て過ごしている。
みなさん、
こんな話を聞いたことはないでしょうか?
実は「睡眠」には、
睡眠にしかできない5つの働きがあり、
それが大きく関係しています。
その5つとは、こういうものです。
① 脳と体に「休息」を与える
② 「記憶」を整理して定着させる
③ 「ホルモンバランス」を調整する
④ 「免疫力」を上げて病気を遠ざける
⑤ 「脳の老廃物」をとる
、、、
まぁ、、、なんとなく知ってる内容ですね。
それでは、反対に睡眠と取らないと
どういうことが起きるかを対比して書くと、
こうなります。
① 脳と体が十分に「休息」できておらず、
疲労が着実に蓄積している
② 「記憶」の整理がままならず、
覚えたはずのことが頭に定着していない
③ 「ホルモンバランス」の
調整がうまくいかず、
肌が荒れたり、体重が増えたりする
④ 「免疫力」を高く保てず、
病気になるリスクが上がる
⑤ 「脳の老廃物」が除去されず、
神経疾患、
ひいては認知症のリスクも増加
では、寝不足をなぜ甘く見てはいけないのか?
この本の中では「寝不足」、
いわゆる「睡眠不足」のことを
「睡眠負債」と呼んで表現しています。
なぜ睡眠が負債なのか?
それはこの話を聞いていけば、
いずれわかるでしょう。
「週末に寝だめすればいいんでしょ?」
そう思われている方も多いと思うので、
先に申し上げておくと、
「週末の寝だめだけでは
睡眠負債を返すことは難しい」
これが結論です。
では、なぜその結論に至ったのか、
そんな事実を示す、”ある実験”のお話があります。
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「好きなだけ寝ていいよ」ーーー
実験の内容はこうです。
「健康な8人の被験者たちを
14時間、ベッドに入れる」
、、、まぁ、あくびをしないで
最後まで話を聞いてください。
実験前の被験者たちの
平均睡眠時間は7.5時間
彼らに「1日中、好きなだけ寝てもらう」
そんな実験です。
1日目はみな13時間
2日目もみな13時間近く眠っていました。
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ところがその後、
全員が一様にして多く眠れなくなっていました。
徐々に睡眠時間が短くなり、
次第に5時間も、、、6時間も、、、
「ずっとベッドの上で起きている」
状態になったのです。
結局、3週間が経過した時には
平均睡眠時間は8.2時間で一定になり、
それ以上減少することはありませんでした。
つまり、この「8.2時間」こそが、
この8人にとって
「整理的に必要とされる睡眠時間の平均値」
と考えられます!!!
「、、、へぇ〜、そうなんだ。」
まぁ、、、待ってください。
話はまだ終わっていません。
この実験のポイントは、
「理想の睡眠時間」が計測できたことではなく、
睡眠負債の概念を目に見える形で示した
ところにあります。
どういうことか、
つまり、
「8.2時間」
が理想の睡眠時間だとすれば、
平均睡眠時間が
「7.2時間」
の彼らは長い間、
「毎日、約40分の睡眠負債」を抱えていた
ことになります。
そして、それが正常な8.2時間に
回復するまでに、
「3週間もかかった」のです。
整理すると、
「たった40分」の睡眠負債を返すのに、
「毎日14時間ベッドにいることを、
3週間も続けなければいけない」
という計算になります。
「毎日14時間ベッドにいる」
そんな非現実的なことはできませんよね?
なので、
「週末の寝だめだけでは
睡眠負債を返すことは難しい」
じゃー、どうすればいいのか?
睡眠負債を抱えたまま
生きていかないといけないのか?
答えは、「No」です。
先ほどの実験で睡眠負債を返えすのに
必要だったのは、睡眠の「量」
しかし、
現実的に睡眠負債を返えすのに
必要なのは、睡眠の「質」
なのです。
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つづく
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