佐藤可士和展
国立新美術館の佐藤可士和展に行ってきたので感想を書く。
結構混んでいたけど、展示室や展示自体がでかいものが多かったので、ちゃんと色々見ることができてよかった。
・最初、本人の独白のような、内なるスペースを探求してる、し続けてるのだずっと、今でも。というのがかなりかっこよかった。
・展示はまず最初の、パルコの広告がよかった。ちょっとうきうきしてくる(うきっ くらいかな)というか、心踊るような、バーゲンが始まるぜい!と言う気分になる気がしてよかった。キリンレモンも、黄色いのと、細長いのとが、可愛かったなと思った。
・デザイン的な意味で、新国立美術館のロゴが壁から少し浮いて設置されているせいでうっすらと影が落ちていて、単なるツルツルのレタリックではないのが強調されてると言うか、見た目的に好きだった。
・三井物産(だったかな?)のCI改革に向けたブランディング再編PJTの話は、やっぱ面白かった。以前もそういうことを面白いと思ったと思うけれど、社会人になってからの方がやっぱリアリティあるよね。整理の本買おう。
・セブンの商品のところ、今セブンといえばああ言う感じのロゴでフォントでデザインで、と言うイメージが自分の中にあるのは、この人がそういう運用のルールをひいたからなんだなと思った。こんな影響の仕事ができる人は、身の回りの自分が作ったロゴを見て何を思いながら暮らしているんだろうか。(ちょっとやっぱミスったな…)とか思ってたらおもろいな。
・くら寿司の屋台のやつも楽しそうでよかった。昔のお寿司って今で言う屋台みたいなとこだから、当時は縁日みたいに子供とかが遊んでたはずということで、輪投げや射的ができるようになってるようだ。面白い。今度行こうかな。
・幼稚園や団地をつくる取り組みも、子供という存在の自由さ、人が集まってることによるパワー、そういったところに着目して、それに則って建設をしているところがすごくよかった。隈研吾と佐藤可士和・・・!という気持ちもあり。誰目線やねんと言う感じだけど、いい仕事してるなあ。と思った。吉田寮を思い出す。団地ほどではないけどあそこも集住だから、何らかのメソッドをパクって来れたりできないかな。今のままでも、十分楽しい場所だけどね。今だに、住んでた頃にすぐ戻りたくなっちゃうくらいには。
・最後の、2作品について、なんというか、圧巻だった…存命の気鋭のクリエイターの最新作をみれるというのがまずすごくレアなんじゃなかろうかと思う。それに加えて、自然と人間というテーマ、自然の力と人間の力それぞれの究極のところを表現して、そして対比させているんだなというのがわかって、すげーよかった。パッと見たら、ただ絵の具をぶちまけられてるだけ、ただ細長いブロックが並んでるだけなんだけど、彼の仕事の展示を巡ってきてからみると、何に挑もうとしてきて、今一番新しい状態で挑んでるのが伝わってきて、素晴らしい表現作品だと思った。
・総じて、でかい広告やでかいロゴは見てるだけでシンプルにきもちよかった。あと、触れなかったけど日清のインスタレーションもポップで楽しかった。
箇条書きじゃなくてストーリーでまとめたいけど、スマホからだとちと厳しいな
おわり